2008-07-05

「スカイ・クロラ」ジャパンプレミア、感想。 このエントリーを含むはてなブックマーク 

席は、流石に12時30分から並んだ甲斐があり、真ん中付近で、且つ、前方、しかし、首が疲れない、好位置で、ゆったり鑑賞できました。

舞台にスモークが炊かれ、下からせり上がる形で2/1スケールの「散香」戦闘機と一緒に押井守監督登場。

只でさえ監督、照れ屋なのに、この演出で、かなり恥ずかしかったご様子。

その後、吹き替えを担当した、順に、菊地凛子、加瀬亮、谷原章介、栗山千明、が登壇。

一言ずつ、各俳優陣がコメントし、スチール撮影に。

その時だけ、妙にテンションの高い、押井監督、サービス的なポーズを取ってくれました。

一通りカメラ撮影も終わり、この様子は4日のBIGLOBEで午後3時から見られるとの事。 ご興味のある方は、BIGLOBEへ。 お茶目な押井監督は滅多に観られませんし。

で、7時40分頃になり、漸く本編上映開始。

感想は、今回、女性の応募者の当選率が高かったようですが、語弊を承知で敢えて言うなら「女性向け」な映画かと。

勿論、男性が観ても非常に愉しめる映画に仕上がっていますが、空戦シーンとか、大編隊で敵基地に向かうシーンとか鳥肌物ですし、しかし、根底のストーリーテリングは絶望的な一人の女性の感情を失った男性への真摯な情愛じゃないかと。

主役は菊地凛子、冒頭は棒読み台詞っぽく感じますが、中盤、後半、と徐々に巧くなっている感じでした。 んで、彼女が影の主軸、表向き、加瀬亮の「キルドレ」が主人公っぽいですけど、後半の「アレ」で、嗚呼、そう言う事か、と、なる訳で。 クライマックスは菊地凛子に収束していく感じでした。

「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」の時、「原作を100パーセント分かりやすくした」と言った監督。 それでも難解だったあの映画と比較すると、今回は、「キルドレ」達の無垢でイノセントな感じが、何となく印象的で、上記の映画よりは感情移入しやすかったです。

評価するなら、100点満点で、76点かな? やはり空中戦のシーンは、格好いいです。男性なら、あのシーンで燃えるかと。 CG技術の進歩は「海」の場面がとても印象的でした。

あと、「ダーク・ブルー」って映画がありますけど、今回の映画の何カ所か、犬とか、薬莢とか、空戦シーンとか「そっくりじゃん!」って映画なので、未見の方は是非。 因みにジブリ配給です、「ダーク・ブルー」は。

「スカイ・クロラ」いきなり冒頭からネタバレ?な公式サイト。

http://sky.crawlers.jp/index.html

※最後になりましたが、今回の試写状を譲って頂いた方に深くお礼申し上げますm(__)m

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