2008-02-26

[2006.5.17] 敗戦 このエントリーを含むはてなブックマーク 

朝起きて、ネットをチェックして、出かける準備をして、ホテルで朝食をとった。朝飯がパンとハム、フルーツな朝食には慣れた。朝食はこれでもいいや、と思える。どうにも夕飯がパン系ってのがダメなんだな。ゆでたまごがあったので、食べた。たまに食うといいかな、って思うよね。

本日のパリの天気はイマイチ。相変わらず曇ってる。今日はシャンゼリゼを昨日、エッフェル塔方面へと外れたところまで歩いてルーブル美術館を目指す。歩いていたら、道の反対側にナイキショップを発見。バルセロナとアーセナルに飾り付けられているので、開店まで5分少々あったけど待った。TシャツくらいしかCL決勝のグッズはなかった。

店を出て、お目当ての地下鉄を探すが、ちっとも入り口が見つからない。そうこうしてるうちにコンコルド広場が見えてきた。なんかまた地下鉄探すより歩くか、って気分になってきてしまった。で、てくてく歩く。途中、シャンゼリゼの木陰のベンチでホテルから持ってきたリンゴを食べる。ベンチで食べるのがめんどくさくなって歩きながら食べる。

コンコルド広場に着いた。こうなってくるともうルーブルはばっちり見えている。が、ホントはだだっ広いだけで、距離的には石川町から関内よりも全然遠いいんじゃないかと思う。結局歩いたわけだけど。今日のパリは完全にバルセロナッ子とロンドンッ子の町だ。行くところが観光地なのもあって、両チームのユニフォームを着た人ばかりだ。

ルーブルに着いて、チケットを買うためにピラミッドみたいなトコを降りていく。美術館なのに荷物検査、X線を通す。チケット販売機はクレジットカードが使えるはずなのに上手くいかなくて、現金払い。10EUR以上のおつりが全部コインで帰ってきた。パリは販売員だけじゃなくて、券売機もバカらしい。

とりあえず、目指すはモナリザ。このためにルーブルに来たようなもんだ。途中にサモトラケのニケがあった。純粋にもげ過ぎと思う。きっとホントは全部くっついてたんだろうな。確かに想像力はかき立てられるけど。全部くっついてたら逆に評価されなかったりもしたんだろうか?芸術って誰か名のある人がいいって言った作品にみんな左右され過ぎだと思う。誰かの評価した良い作品より自分が気に入った作品の方が俺は価値があると思う。

で、モナリザ。この部屋は写真禁止。でも、バカな奴がいて、写真撮ってセキュリティに怒られる。が、そんなのが後を絶たない。時にはフラッシュ使う奴まで。そんや奴がいるから、やたらと遠くから絵を見なきゃ行けないし、分厚いガラス越しになるんだよ。絵のタッチなんてちっともわからないよ、モナリザに関しては。

でも、凄いね、モナリザ。何分見てても飽きなかった。ポールポジション取ってから、10~15分くらいは居座ったと思う。確実に回りの人たち総入れ替えするまでいたもの。奥の深い絵だよね。背景の構図、なんで距離感違うんだろ。

で、1階と2階は全部見ました。くまなく。ぶっちゃけ丹沢登山より大変だから。その大きさは昨日で嫌と言うほどわかったけど、今日はその中をあっち行ったりこっち行ったりを繰り返すわけ。これはルーブル見るのに体力いるな、と思った。

驚いたのは美術館の中で絵を描いてる人たち。模写したり、絵を見てる人を描いたり。中でも俺的に気に入った絵をいい具合に模写してる人をパシャリ。個人的には模写の方の色合いの方が好きですが、模写の方が雑ですw。で、体力的にもかなり限界に近づき、時間もいい感じになってきてミロのビーナスを目指した。

で、ここからはかなり適当な感じで地上階、地下をざくざくと見ていった。この辺は絵画よりも外国の工芸品などなので、致し方ない。気になったのはムラセス二世とハムラビ法典。どっちもナポレオンが略奪してきた物か?ってか、過去に正当な入手経路で得ていない美術品はその国(もしくはそれのあった所の現在属する国)に返すべきだよ。その国があえてルーブルに置いてくれ、って言うならわかるけど。

で、美術館を出て、地下鉄に乗ってホテルに一度、帰ってきました。ホテルではネット情報をチェックし、新しい情報がブローカーから来ていないか確認。特に新しい情報もないので、出かける準備をして、スタジアムへ。今回は電車のチケットをちゃんと購入。スタッド・ド・フランス駅で帰りの分も購入。

スタジアム周辺は両チームのサポーターだらけ。特に険悪なムードもない。チケットの受け取りまでだいぶ時間もあるので、スタジアム周辺の雰囲気を楽しむ。オフィシャルショップでプログラムを購入。で、チケット受け取りの場所へ。まだ、受取時間まで1時間以上早い。[地図を表示]

時間が少しずつ過ぎていく。プログラムが重たいので、どっかで昨日貰ったオレンジのナップザックを入手しようと歩き回るが、配っていない。が、落ちてた。拾った。プログラム入れた。背負った。楽になった。両手も開いたことだし、何か食うか、ってことで、ポテト購入。自分でケチャップとマスタードをかける。マスタード、ピリッとして割と美味い。

ポテトを食べながら、ブローカーを待っていると、柵を乗り越えて入る人が現れた。1人目はそのまま入っていった。2人目は柵に引っかかった。ってか、血が垂れてるんですが…。かなりやばい感じで、彼はずっと降りられないまま、機動隊出動、レスキューも出動。医療隊も到着。結局、彼は1時間以上柵の上で、柵を切り離すまで待ちました…。たぶん、刺さってます…。

ブローカーは約束の時間(18:30~20:15)の18時半を過ぎても現れず、日本人観光客の団体もチケットがない模様。話を聞くと、いろんな旅行代理店のツアーの人たちが最終的に1つの所に集められてるそうで、全員にチケットが行き渡っていない模様。当然、バルセロナファンもアーセナルファンも大量にスタジアムの外にあふれてます。ダフ屋からも声をかけられますが、今日の相場は3000EUR。そこまでして見たい試合じゃ実は無かったり…。ユベントスが出てれば良かったんだけどね。ってか、ユベントス、B落ちの心配だし。

話を戻そう、ブローカーはいくら待っても、いくら探しても見あたらない。回りには同じプローカー待ちの人たくさん。みんな、コネーなぁ!って言ってる。結局、試合開始時刻20:45になっても現れる気配がないので、諦めて帰ることにしました。スタジアムの隣のバーは凄い人だかり。みんなでテレビ見てます。

俺はその中で見る気も無いので、一路ホテルへ。帰りの駅はガラガラでした。が、ホームには諦めて帰る人がそこそこw。不幸中の幸いか、ホテルのテレビで後半から試合は見れました。途中から、雨が降ってきて(ホテル帰る途中も降り始めてたけど)、終いには雷が鳴るほどの大雨。さて、これからはちゃんと返金されるのか、の心配です…。約束通り、2倍返しなら、旅の資金は潤沢に…。まぁ、もちろんの話で、もともとリスク覚悟で買ったわけですけどね。

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ゆうすけ

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