2016-05-16

5月の佳き日に、 このエントリーを含むはてなブックマーク 

高尾山に行ってきた。
これで、長年の悲願(?)達成!

というのも、
もよりの駅から1時間も電車に乗れば登山口に到達するという近場の山なのに、
この7、8年、もしかすると10年近く、
思い立ったところで、いっしょに行こうと計画した人と行けたことがなく、
最初は向こうの気がふいに変わって約束が流れ、
二度目は約束していた日に運悪く雨になって中止となり、
三度目は参加しようと思っていた集いが、途中までケーブルカーで登るというたあいのないものだと知って自ら離脱して、
というふうにことごとく話がだめになり、
その後も、マメに誰の彼のと話を持ちかけたところで乗り気になる人が現れず、
ずっと、行けないままになっていたんだが、
今回はどういうわけだかすんなりと話がまとまり、
しかも、うまいぐあいに雨にもならなかったので、久しぶりに行ってくることができた。

しかし、子供の頃の記憶では、もっとなにもない山だったはずなんだけどなあ。
さすが整備されまくっていて、これなら一人でも来られたかも……。

小学生の頃は毎年のように遠足で行かされていた山だったんで、
しばらくの間なんの興味もなくなっていたが、
これだけ長いこと足を踏み入れていないと、すべてが新鮮。
新緑も目にまぶしく、大好きな季節に山に来られたということだけでもうれしかった。
しかし、山頂は混み合っていて、山登りをしたというなんの清々しさもなかったが……。

とはいえ、下山時、
自然観察に向く、と札の出ていた3号路を取って下っていったら、
けっこう延々と山道が続いて、なんだかぐるぐる回りをしているみたいな気になってきて、
「ぐるぐる回りしてるだけじゃないの?」
「同じ札が出てきたら、そうだけど~」
「でも、そういうのは稲荷山コースとかを取った時に起こることで……きつねにたぶらかされて……」
などと話していたちょうどその時、
目の前の斜面の草むらでガサガサと音がしたと思ったら、にゅっと小動物が現れ、
きつねならぬ、いたちかてんらしき細長いものが、
私たちにひるむことなく前を横切り、そのまま急傾斜の斜面を音を立てて走り下りていった。

で、二人で、「ほんとにいるんだね~(野生動物が)!」と驚いたが、
後で、調べたところ、"にほんてん"だったらしい。

今までのいきさつからすると、高尾山に来られたというだけでも奇跡なのに、
今日は期せずして野生動物にも出会えたという、ほんとに私に取っては奇跡のような一日だった!

(しかし、写真は山中の天狗像です。
 どうして、こう天狗と見ると、カメラを向けたくなるのかしら……)

キーワード:

天狗


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Reiko.A/東 玲子

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“human/cat also known as Nyanko A 人間/ねこ。またの名をにゃんこA”


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