2008-08-08

:『レス・ポールの伝説』レビュー このエントリーを含むはてなブックマーク 

ギターに興味がない人でもおそらく名前は聞いたことがあるであろうギブソンのレスポール

だが、それが元々は製作者の名前で、それがどんな人なのかを知っている人は
あまりいないのではないだろうか。

ギターを趣味としている私自身も、レスポールが創設者の名前であることは知っていたが、
それがどんな人物かはまったく知らなかった。

レス・ポールという人物がギター・音楽業界にとっていかに歴史的な人物であるかは、
この映画の出演者の欄を見ても大方さっしがつくところではあった。

多重録音の開発者でもある彼だが、
50年以上も前に録音されたものであるにもかかわらず、
非常にクオリティが高く、魂のこもった音源を劇中で聞くことができた。

現在の多重録音のような手軽さはなく、
途中で失敗すれば、最初から全てやりなおしという環境で
録音されたその音源は
21世紀の音楽に慣れた耳にも、とてもすばらしく感じられ、
その当時にタイムスリップし多重録音技術の登場に驚く人々と自分も共に歓喜しているような感覚におちいった。

この映画を見てからは、楽器屋やステージなどでレスポールを見るたびに
90歳を越えてもライブハウスで楽しそうにギターを演奏する彼の笑顔がふとよぎり、
彼の行ったことの偉大さを感じるようになった。

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