2018-03-20

【超入門かつ原点】半世紀以上猫好きSF金字塔と評された「夏への扉」キャラメルボックス版 このエントリーを含むはてなブックマーク 

演劇集団キャラメルボックスの2011年春公演『夏への扉』DVDをやっと買って見る時間ができた。

以下の流れ。

・いろんな意味で原点回帰となる舞台かも
・原作を読んでない方へ
・演劇集団キャラメルボックスがはじめての方へ
・チケット半額サービスもあり
・2011年版ぷちレビュー(演劇集団キャラメルボックス入門としてオススメ)
 
タイトルでピンときた方も多いだろう。

語るまでもなく、SF小説・タイムトラベルの金字塔、ロバート・A・ハインライン原作「夏への扉」の唯一無二の舞台版だ。
http://www.caramelbox.com

 

【いろんな意味で原点回帰となる舞台かも】

いま現在リベンジとなる再演を、今週末まで東京「サンシャイン劇場」にて上演中だ。その後、兵庫明石市で2公演のみ。

なぜリベンジなのかは以下もご参照いただきたい(泣ける)。
http://caramelbox-kato.blog.so-net.ne.jp/2011-04-11

というのは、コレ。東日本大震災により、2011年の東京公演は中止となり、東日本の多くの観客にとっては幻の公演、劇団にとっても「やっと見ていただける」と気合いの入った公演なのであーる。

ホント、恥も外聞もない捨て身の再演だと個人的には思っている。

そのなか、かつて演劇集団キャラメルボックスを見ていたファンなら「ああ、これがキャラメルの原点」だとはじめて気がつくだろうし。
はじめて見る人には「これがキャラメルボックスだよ」と伝わるに十分。

まさに劇団にとっても観客にとっても〝原点回帰〟ではないだろうか。
てか、ゆえに2018年公演はビッグバンなのだ!

 
【原作を読んでない方へ】

ロバート・A・ハインライン原作「夏への扉」といえば、猫好き向けSF小説入門として、もう半世紀以上も語られている。

実は自分、本を読むのは苦手で大昔にちょっと読んだだけ。
というわけで、DVD鑑賞前に、Amazonレビューや書評もさんざん読んだ。ネタバレも含めて。

ストーリーもほぼ分かったうえで、DVDを見たわけだけど。
キャラメルらしい笑いもあり、後半グッときた。
いうまでもなく、ナマで見たらこれは泣くかもしんない。

書籍レビューで〝SF版半沢直樹〟だと評されていたのも実感。
後半の伏線回収はさすが名作原作である。

 

【演劇集団キャラメルボックスがはじめての方へ】

日本演劇史的には、劇団☆新感線の次の世代〝第4世代〟と呼ばれる早稲田系小劇場出身劇団。

上川隆也氏はその出身として最も有名で、たまに公演に顔を出すことも。

作風などはネット検索していただくとして、今回のような原作モノは、
個人的に演劇界の〝野木亜紀子〟だと思っている。

いうまでもなく、野木亜紀子氏は「空飛ぶ広報室」「図書館戦争」「掟上今日子の備忘録」「重版出来!」「逃げるは恥だが役に立つ」の原作ものでおなじみ。今クールドラマの初オリジナルドラマ「アンナチュラル」でも高評価。

野木さんには、ホントなにか演劇集団キャラメルボックスの映像化をお願いしたいくらいだ(より完璧におもしろいはずだから)。

そのなか、キャラメルの原作もの「容疑者Xの献身(東野圭吾原作)」の舞台なんて、映画の100万倍はおもろいですよ、マジで(DVDにて鑑賞)。

当然DVDより、ナマのほうが10000倍はおもろいわけで、
ネット評価もご参照のうえ、劇場にGO!

 
【チケット半額サービスもあり】

演劇集団キャラメルボックス運営の発想として大好きなのは「当日券=売れ残り」というヤツだ。

確かブロードウェイからのアイデアだったと思うけど、
当日でもなんとか観劇できるというから、ぜひに。
直接SNSコメントでも対応してくれるはず。

https://twitter.com/CaramelBoxCM/status/975723027835924480

 
【2011年版DVDぷちレビュー】

映像化も難しいという原作を舞台に乗せる。
それだけでも難しいのに、かつて上演した原作者やファンらを納得させてきた実績を再実感。

戯曲はまだこれから進化する(2018年版公演が楽しみ)余地があるとしても、安心して見られた(前半はだるかったw)。

ただし、過去にキャラメルが発表したタイムトラベルもののほうが遙かに感動できたのは間違いない。

とはいえ、その原型としての「夏への扉」は、ファンにはそのぶん感慨深いし、はじめてなら〝演劇集団キャラメルボックス入門〟としてもふさわしいのではないか。

キャラメル観劇人生をこの「夏への扉」からはじめられる観客を、正直うらやましいと思った。

これから、再演やDVDでもっと楽しめるのだから。

コメント(0)


中元文月

ゲストブロガー

中元文月

“引越でドタバタのなか、2018年は映画バー「銀幕酒場」は8周年企画できるかも。”


関連骰子の眼

関連日記