2018-06-29

エストニアのパルヌ国際映画祭で上映される拙作『タッチストーン』が地元紙で紹介されました! このエントリーを含むはてなブックマーク 

エストニアのパルヌ映画祭で上映される拙作『タッチストーン』が地元紙で紹介されました。パルヌ映画祭の上映作品を紹介しているこの記事の下のほうです。エストニア語です。
https://parnu.postimees.ee/4509492/parnu-filmifestivali-valimaaraja-mida-minna-vaatama

拙作『タッチストーン』は、2018年6月25日(月)〜7月8日(日)に開催されるパルヌ映画祭で、Docs for Kidsというプログラムの1本として上映されます。
https://note.mu/yoshidafilms/n/nedb3b65a5344
http://mona.ee/filmfestival/index.htm
http://mona.ee/filmfestival/films2018/touch_stone_15_min.htm
https://www.facebook.com/ParnuFF

後にエストニアの大統領となる民族誌映画の監督レナルト・メリ(1929-2006)が、1987年にバルト三国で初めての映画祭として創設したパルヌ国際映画祭は、パルヌ国際ドキュメンタリー&アンソロポロジー映画祭が正式名称で、とりわけ民族誌映画・映像人類学の分野で世界的に知られています。1991年に姫田忠義監督『イヨマンテ 熊送り』が科学ドキュメンタリー最優秀賞、1994年に佐藤真監督『阿賀に生きる』がグランプリを受賞した映画祭でもあります。また近年でも、映像人類学者の南出和余さんや川瀬慈さんの作品、2014年に松林要樹監督『祭の馬』も選出され現地で上映されるなど、日本とも縁の深い映画祭です。

吉田孝行作品『タッチストーン』
(撮影・編集:吉田孝行/2017年/15分/HD/16:9/カラー&白黒)
日本のとある庭園に置かれている白い色の大きな丸い石。大理石の彫刻作品であり、その上に子ども達はよじ登って遊んでいる。「自ら進んで子ども達のために仕事をする芸術家は、間違いなく普遍的なものにまで達するのだ」というフランスの映画批評家アンドレ・バザンの言葉に着想を得て制作された。本作はまた、アンドレ・バザンが論じた映画と他芸術との美学的共生の可能性を、彫刻を対象として探求した映像作品でもある。前作『ぽんぽこマウンテン』に続いて、子ども達の姿を描いた映像作品の二作目。

【吉田孝行プロフィール】
1972年北海道生まれ。一橋大学大学院社会学研究科修士課程終了。映画美学校で映画制作を学ぶ。東京フィルメックス2014でアジアの映画人材育成事業「タレンツ・トーキョー」のコーディネーターを務める。ドキュメンタリー専門誌「neoneo」の編集に携わる。共著に『アメリカン・アヴァンガルド・ムーヴィ』(森話社)など。近作『ぽんぽこマウンテン』(2016)が、デトモルト国際短編映画祭、ジョグジャ・ネットパック・アジア映画祭、サラミンダナオ・アジア映画祭など、20か国以上の映画祭や展覧会に選出されている。イラク北部クルド自治区で開催されたスレイマニヤ国際映画祭2017で審査員を務める。新作『タッチストーン』(2017)が、2017年12月にインドネシアのジョグジャカルタ国際ドキュメンタリー映画祭に選出され世界初上映される。

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吉田孝行

ゲストブロガー

吉田孝行

“映像作家。これまで世界30か国以上の映画祭や展覧会で作品を発表している。近作に『タッチストーン』『エイジ・オブ・ブライト』『ある日のアルテ』『ある日のモエレ』など。共著に『アメリカン・アヴァンガルド・ムーヴィ』など。”


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