2019-07-24

WAT 2019@トリウッド、『はちみつ色のユン』最終上映、山村浩二さんのコンテンポラリーアニメーション入門 このエントリーを含むはてなブックマーク 

こんにちは、オフィスHの伊藤です。

京都アニメーションの大惨事に、多くの仲間が衝撃を受け、沈痛な思いで過ごしていることでしょう。関係者の方々に掛ける言葉もありません。
ヒトもカネも東京一極集中する中、京都で数々のヒット作を創り、多くの制作者を育てている京アニが再び立ち上がるのを、微力ながら応援します。
犠牲になったつくり手たちが天国でもアニメーションを創り続けることを願い、深い傷を負った仲間たちが回復するのを心より祈ります。

(1)WAT 2019@トリウッドと『はちみつ色のユン』、26日(金)まで
(2)東京都「アニメーション海外進出ステップアッププログラム2019」
(3)DCAJビジネスセミナー:SIGGRAPH2019報告会
(4)山村浩二さんの「コンテンポラリーアニメーション入門」が11年目に!
(5)親子向け「あそびのゲイジュツ・アニメーションのせかい」、8月17日

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(1)WAT 2019@トリウッドと『はちみつ色のユン』、26日(金)まで

WAT 2019 女性監督ドキュメンタリー・アニメーション13本の下北沢トリウッドでの上映は、本日、明日、26日(金)まで。
最終日、『こんぷれっくす×コンプレックス』のふくだみゆき監督と若見ありさ監督の上映後トークもお見逃しなく!
http://www.wat-animation.net/

アニメーション研究者の津堅信之さんのコメント:
この世の中の「生きづらさ」を理解しつつ、それを超えるための何か、といったキーワードでセレクションされており、たいへん興味深く、現代の短編アニメーションの潮流の一つが理解できる場になっている。

同時上映中、『はちみつ色のユン』は最終劇場公開です。
30年来アニメーションの指導にも携わってきた映像作家が改めて見て、「「はちみつ色のユン」は地球規模の半径の世界を描いている」とメールをくれました。
韓国からベルギーへ、そして日本の係わる、マンガ作家Jungの自伝的映画。人生を賭すアイデンティティ探しは、わたしたちの心を打つ。
http://www.hachimitsu-jung.com/

WAT 2019と「はちみつ色のユン」のタイムテーブルはトリウッドのサイトでご確認ください>
http://tollywood.jp/

韓国のインディーズ系アニメーションでは、1日限定の上映会&トークイベント「夢見るコリア・アニメーション2019」も、東京・シネ・リーブル池袋で7月27日(土)に開催されます。
http://yumekori.jp/

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(2)東京都「アニメーション海外進出ステップアッププログラム2019」

DCAJ(一般財団法人デジタルコンテンツ協会)メルマガより東京都のアニメーション制作/製作者支援事業の案内です。

アニメーション制作/製作に携わる都内事業者向け支援事業
東京都「アニメーション海外進出ステップアッププログラム2019」
海外展開のノウハウを習得しながら、賞金最大100万円獲得や海外見本市出展に挑戦!!

海外でのアニメーションビジネスでは、海外の市場や商習慣に加え、売込方法・権利・契約等のスキル獲得が不可欠です。
本事業では、海外アニメーションビジネスの最前線で戦う有名講師陣が、みなさんの不安を解消し、本当に知っておいてほしいノウハウを解説し、実践的なスキルの習得を支援します!
さらに、習得したスキル等を競う「東京アニメピッチグランプリ」に出場して入賞すると、最大100万円の賞金や海外見本市MIFAへの出展権等、東京都から海外展開に向けたサポートを得ることができます。

お申し込み・詳細はこちら>
https://anime-tokyo.com/program/

この支援も続いているようですが、そろそろ成果物が世界的にヒットするといいですね・・・。

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(3)DCAJビジネスセミナー:SIGGRAPH2019報告会

もうひとつ、DCAJからのお知らせです。
DCAJビジネスセミナー:SIGGRAPH2019報告会開催のご案内
8月9日(金)15:00-17:00@スペイシー・半蔵門大会議室

世界最大のCGとインタラクティブ技術の国際会議「SIGGRAPH2019」が、7/28から8/1に亘り、米国・ロサンゼルスにて開催されます。
SIGGRAPHの守備範囲は、古典的なCGのみならず、撮像、画像解析、オーディオにも拡がり、ビッグデータやAIが積極的に導入されています。

今回参加できない方、SIGGRAPH2019に参加はしたが改めてポイントを押さておきたいという方は、DCAJ主催の報告会でSIGGRAPH2019の全容を把握していただければと思います。

今年から、DCAJ報告会は、「その場にいなければ報告できないこと」に重点を置きます。今回は、エマージング・テクノロジーズ、展示会、ベンダーなどのイベント報告を行い、CG制作、研究に関わる皆様の参考としていただこうと思います。

詳しくは公式サイト> http://www.dcaj.or.jp/news/2019/07/siggraph2019.html

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(4)山村浩二さんの「コンテンポラリーアニメーション入門」が11年目に!

アニメーション作家の山村浩二さんが、2009年に東京藝術大学大学院映像研究科 公開講座として始めた「コンテンポラリーアニメーション入門」が、10年間にわたる功績を讃えられ、2019年度日本アニメーション学会賞・特別賞を受賞されました!

今年も、9月1日、9月29日、10月20日に、3名の海外ゲストを招いて開講します。
 「ボレス」が広島国際アニメーションフェスティバル2014でデビュー賞を受賞し「ナイトホーク」でザグレブ国際アニメーション映画祭2016グランプリなど多数の受賞を果たしているシュペラ・チャーデジュ監督
 動物のパペットを使い「現代の寓話」として人間関係をストップモーションアニメーションで描きアヌシークリスタル等を受賞しているニキ・リンドロス・フォン・バール監督
 インクで描かれたシンプルなドローイングがメタモルフォーゼされ大胆な描写を生み出しているミシェル・クルノワイエ監督

詳しくは公式サイト> http://animation.geidai.ac.jp/ca/

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(5)親子向け「あそびのゲイジュツ・アニメーションのせかい」、8月17日

WAT 2019で『Birth-つむぐいのち』と『Birth-おどるいのち』を公開中の若見ありさ監督が企画する、親子向けイベント「あそびのゲイジュツ・アニメーションのせかい:アニメーションを、みて・ふれて・つくって・あそぶ!なつの1日」が開催されます。
■開催日:8月17日(土) 9:30~17:00
■会場:東京・大田区民ホール アプリコ 小ホール&展示室

詳しくは公式サイト> https://ota-bunka.or.jp/activity/tabid/439/Default.aspx

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HNewsのバックナンバー掲載
http://blogs.yahoo.co.jp/hiromi_ito2002jp
WAT 2019 <ヴィジュアルに、発信する女性たち>
http://www.wat-animation.net/
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伊藤裕美

ゲストブロガー

伊藤裕美

“インディペンデント映画(アニメーション)を広める活動をしています。”


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