2019-11-02

荒木憲司監督 「スケバン くの一」(下北沢トリウッド)を観て。 このエントリーを含むはてなブックマーク 

この映画、狂っている。冒頭から、いつ何処の世界の話なのか分からない。忍者が走っているのに、バックに電燈が、ぶっ立っている。と思ったら、いまどきモロバレのブルーバックが、無遠慮に出てくる。いや、わざと「どうだ。ブルーバックだぞ」と訴えているかのようだ。配役の設定がご丁寧にテロップで出てくるのだけど、これまたよく分からない。誰が役者なのかも。ああ、照明部の下村さんまで出てきた。内トラか。と思ったら、これが下さんけっこう自然な演技でいいぞ。人情派だったのか。いやいやエロも出てきたぞ。いいケツしてるぞ。プリッだ。あ、鎖帷子から見える乳もいいぞ。プリップリッだ。(舞台挨拶で…「巨コンボウ」と台本に書かれていたのを「巨根棒」に間違えてしまいました…と監督自ら読解ミスを、そのまま開き直っている始末だ。しかも笑っている。ああ、監督が狂っていたのか。荒木監督。ここまで来たら後には引き返せないぞ。だから部屋にも戻れないのだ。何の事か分からないだろうけど。道は崩れるのだ。もう、映画「十戒」の地球バリバリメリメリ割れちゃうシーンなのだ。誰も着いて来れない映画なのだよ。行きたくないけど。

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大倉順憲

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