2021-04-20

拙作『アルテの夏』が東中野ポレポレ坐で開催される「Experimental Film Culture vol.3 in Japan~ポレポレオルタナティブ」で上映されます! このエントリーを含むはてなブックマーク 

拙作『アルテの夏』が、4/29(木・祝)〜5/1(土)に東中野ポレポレ坐で開催される「Experimental Film Culture vol.3 in Japan~ポレポレオルタナティブ」で上映されます。ベルリン、ロカルノ、山形などで上映され話題となったエクスペリメンタルな作品を集めた上映会です。

拙作は、5/1(土)14時00分からのプログラムGでジェームス・ベニングの新作『On Paradise Road』と併映されます。上映後に、ベニングについて論考も書いたことがある私が、自作と合わせてトークもさせて頂きます。どうぞ宜しくお願い致します。
https://pole2za.com/event/2021-4-29-5-1.html
https://natalie.mu/eiga/news/423779

▼プログラムG
ジェームス・ベニング(James Benning)
1942年生まれ。米国の映画作家。カリフォルニア芸術大学教授。1970年代からこれまで長編短編あわせて50本以上の作品を制作している。『RR』(07)、『ルール』(09)、『スモール・ロード』(11)、『ステンプル・パス』(12)など、多くの作品が日本でもイメージフォーラム・フェスティバルや恵比寿映像祭などで上映されている。

『On Paradise Road』(2020年 75分)日本初公開
長時間の固定ショットで風景を撮影する風景映画の作家として知られるベニングだが、本作はコロナ禍でロックダウン中のカリフォルニアの自宅の内部だけで撮影された作品である。しかし、その主題と撮影スタイルは本作でも継承されており、無人のキッチンや壁に飾られた絵画などを過剰な長回しで映し出し、作家本人の日常の風景が再現されている。

吉田孝行(Takayuki Yoshida)
1972年生まれ。映画美学校で映画制作を学ぶ。これまで30か国以上の映画祭や展覧会で作品を発表している。近作に『ぽんぽこマウンテン』(16)、『タッチストーン』(17)、『モエレの春』(19)、『エイジ・オブ・ブライト』(21)など。共著に『アメリカン・アヴァンガルド・ムーヴィ』(森話社)など。

『アルテの夏』(2019年 16分)
かつて炭鉱で栄えた町の山の中にある閉校となった小学校の木造校舎。その一部は現在も地元の幼稚園として利用されている。この町で生まれ育った彫刻家を中心に閉校となった学校施設を芸術広場として再生する取り組みが行なわれている。自然と人と彫刻が融合した安らぎの空間。広場にある水路や池で水遊びをして過ごす子ども達のある夏の一日。

なお、ジェームス・ベニングについては、西村智弘・金子遊(編)『アメリカン・アヴァンガルド・ムーヴィ』(森話社 2016)所収の吉田孝行による論考「不在の人物とその表象」(261-292頁)で詳しく論じられております。
http://www.shinwasha.com/103-3.html

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吉田孝行

ゲストブロガー

吉田孝行

“映像作家。これまで世界30か国以上の映画祭や展覧会で作品を発表している。近作に『タッチストーン』『エイジ・オブ・ブライト』『ある日のアルテ』『ある日のモエレ』など。共著に『アメリカン・アヴァンガルド・ムーヴィ』など。”


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