2009-01-21

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2000年の秋頃、ボクはアメリカ・L.A.の郊外に広がる広大なチャイナタウン“モントレーパーク”という地域に、友人たちと中華料理を食べに来ていた。
一人はチャイニーズ・アメリカン、もう一人は白人とアジア系のハーフ、韓国とタイのミックス、あとアメリカ在住の日本人とボクという、見た目はいわゆるアジア系の顔立ちをしているグループだ。

そんな中で、自然と話題は大統領選挙のハナシになった。
ちょうどゴアとブッシュが予備選挙を戦っていた時だ。
「ブッシュが大統領に選ばれたら、私たち有色人種はえらいことになる」
常に滞在ビザのことを気にしていたアメリカ在住の友人も、
「ブッシュになったら、法律が変わって、早急に日本に帰らなきゃいけないかも・・・。」
バラバラのルーツを持った似た肌の色の皆が真剣に語り合ってるそばで、アメリカなのに本場仕込みの中華料理を食べながらなんとなく耳を傾けていた・・・。

時は流れ、ブッシュの時代が終わり、ミックスカラーの肌の色を持つオバマが新大統領に選ばれた。
恐らく、オバマになったからといって大きくは何も変わらないだろう。
むしろ崩壊が加速してしまうかもしれない。
それでも、ミックスカラーの彼に“変化(change)”を見出そうとしているアメリカ人の良識を信じたい。

「a new era of responsibility(新たな責任の時代)」
これはオバマの就任演説の一部だが、ニュースの訳はちょっとニュアンスが伝わりづらいと思うので、前後の演説をふまえて意訳すると・・・・
「(来るべき)新しい時代は、(私たちが作っていく)責任がある」

そう。未来は作っていくものなのだ。
そして、その“責任”が現代をジャストNOWで生きている自分たちにもあるハズだ。

アメリカだけの話では決してない。

個人の力ではたいした事はできないけれど、せめて“考える”ことだけでもしたいと思っている・・・・。

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増田セバスチャン

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増田セバスチャン

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