なんか久々にオールナイトしてしまった(爆
ま、それはともかく。去年の渚音楽祭で観たかったものの仕事の都合でいけなかったCLARKのライヴ。実はその渚で観た知り合いが「うーん、音はいいと思うんだけど、ライヴはちょっと...」という厳しい意見を聞いていたので、ちょっと不安な部分もあったのです。が、最近発売したEPもすごくかっこ良かったし、野外とは違うハコでのライヴだったりするのでまた違った内容だったりするかもという期待を胸に渋谷のWOMBへ。
ちなみにWOMBは何年か前にTEIさんにお誘いを受けてイベントに遊びにいって以来。あの天井の高いのと、ミラーボールのでかさにいつもびっくりする。0時過ぎて入ったら、もう満員で久々のごった返しのヒトの波ですぐさま人酔い...SFパニック映画の混沌としたシェルターの中みたいな状態になっている通路を上がってフロアに出ると、TIM EXILEがライヴ中。音源は聴いてなかったんだけど、昔のジェイミー・リデルよろしく、人力サンプルにリズムループをのせてブレイクスしていく。なんかスピーカーの上で本人が制作したのかジョイスティックのコントローラーみたいなのを使ってトラックにフィルターをかけていたり、サンプル出しとかしていた。TENORI-ONやらCUBEやら、最近は楽器なんだかおもちゃなんだかよくわからない機材がいっぱいあっておもしろいなぁ。最後にぶっちぎりのドリルンをぶちかまして終了。もう少し本人の演奏が観たかったんで前に行こうと思ったけど、やっぱりヒトが多かったんでパス。
で、CLARK。これまたフロアはモッシュ状態で熱気ムンムン。そんななか強引に前に行って本人のセッティングを観察。PCはあるけどディスプレイは閉じたままで、MPC使ってシーケンスを立ち上げてたのかな?それになんとRoland SH-2をつなぐという、なんともアシッドなセッティング。最初はちょっとPA側もバランス調整に手間取ったのか、音にばらつきがあり聴こえずらかったところもあったのだけど、徐々に解消される。そして前半からEPのフロントトラック、前回のアルバムの一曲目、その前々のEPの一曲目と畳み掛けるように曲がつながれてゆく。いやー、ぜんぜん良いじゃないですか。フロアもかなり盛り上がって、とてもじゃないけど一人で前に突っ立ってる状態ではない感じ。モッシュが起こったあたりでギブアップして真ん中の方まで逃げる(笑。中盤に爆音のホワイトノイズを流してフロアからスモークが一斉に噴射されてゆくのなんかは圧巻で、あれが今回のピークだったなぁ。CLARK本人も多少表情と動きは固いけど(自分なりに精一杯ですっってオーラ出しながらもw)ちゃんと盛り上げてたし、かなりライヴとして良くできてたと思う。ちなみに曲は半分くらいわからない曲だったから、次回のアルバム(6月24日発売)のものがかなりセットリストに入ってた模様。じつは帰りがけにBEATINKの方たちから、マスタリング前の新曲が何曲か入ったサンプルをもらったんですが、これがすごくまた良い。まだChris Clarkの頃の透明感あるサンプルと、 『Turning Dragon』の時のビキビキのアシッド感がどんどん奇麗に混ざっていて、かなりカッコイイ。ぜひぜひ皆さん期待です。
そのあとのHUDSON MOHAWKE。音源ではFLYING LOTUSみたいなトラックにもう少しエレクトロ要素が強い感じに思っていたのだけど、ライヴではもっともっとビートの太い感じと、ギラギラしたシンセが強調されててだいぶ違った印象。なんか、彼は海外だとCLARKより人気があるんですって。たしかにこの人のライヴの方が表情は豊かだったかも。後半のSolinaみたいな、いなたいシンセのフレーズがメインの曲や、ちょっとエレポップ級なダサイシンセに極太なブレイクスなどに笑い、極めつけはIsley Brothersの「Between The Sheets」のマッシュアップを中途半端に流しカットアウト、自分のサンプルを客に投げつけ終了という突っ込みどころ満載のライヴ。後半は一人で爆笑しまくってしまった。この人、もう一回観たいなぁ。
そのあとは久々な夜遊びだったので、知り合いのお店に寄ったりしてまったり始発まで。
そうそう、
明け方の強烈な日射に打たれて体力奪われつつ品川行きの山手線を待ってたら、TOWER RECORDのでっかいポスターに自分が。わーすげーと普通に喜んでじーっと見ていたら、なんとそのとき着ていた服装がポスターの時と全く一緒で、一気に恥ずかしくなった。。。。
私も郁子さんを見習って服装くらい気にしないといけませんねと、猛省しながら家路につきましたとさ...
Clark - Growls Garden