2009-05-06

感動の壮大サスペンス映画!? このエントリーを含むはてなブックマーク 

偽装して車に乗り込み、犯行現場へ向かう男達。登場人物の心境が、細かく編集された粗い白黒再現映像に重なる。この作品の素晴らしさは、サスペンス映画のように始まるこの冒頭部分に凝縮されている。1974年に世界貿易センター2つのタワーの間で綱渡りを実行したフランス人曲芸師プティこそが、『マン・オン・ワイアー(ワイアーの上の男)』だ。再現映像、プティ自身が撮った当時の映像、近年撮られた当事者と関係者インタビュー、テレビ映像を交えながら、一見バカバカしく、とてつもなく無謀な計画がいかにして成し遂げられたかが、様々な人物の視点から語られる。この題材を聞いて興味が湧かない方は、騙されたと思ってぜひ映画館に足を運んで欲しい。クライマックスでは、筆者がそうであったように、語り口のうまさと登場人物の魅力に引き込まれ、プティがとてつもなく偉大なチャレンジを達成したと同感し、それに感動さえ憶えて涙を流すことになるだろう。

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山本兵衛

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