2009-06-21

2008年6月18日(木) このエントリーを含むはてなブックマーク 

 近所の回転寿司屋で昼食。
 古書店に寄り、中公文庫の『大津事件』(300円)、『女性に関する十二章』(250円)を購入。『大津事件』と言えば、自分は三谷幸喜が書いた東京ヴォードヴィルショーの『その場しのぎの男たち』が大津事件を描いていたので知ったというクチである。もう15年以上前になるか、NHKで舞台中継が放送されて、三谷幸喜の脚本に舌を巻いた。『女性に関する十二章』は伊藤整だからではなく、市川崑が映画化したので、その原作だから読んでおこうというもの。そういえば店頭に『映画芸術 NO.126』が100円で投げ売りされていたので不憫に思って購入。今年の例の話題になったベストテン・ワーストテン号である。自分も参加しているのは置くとして、ベストテン、ワーストテン以外にも面白い記事が多いと思うだけに、状態も良いのに100円はあるまいという思いによるものなり。こういうことをするから部屋が本まみれになるのだが。若い映画好きが来た時にでもあげることにする。
 時間があったので神保町に寄って散歩していたら試写の時間に間に合わなくなる。本末転倒なり。新宿に戻り、ジュンク堂で増補版が出た森卓也の『定本アニメーションのギャグ世界』を購入。とんでもない古書値がついていた原本は欲しくても買えなかっただけに、待望の復刻に喜ぶ。いや、しかし、小林信彦の披露宴の模様が詳細に記述されていることにも驚いた。店内を徘徊していると、佐々木敦率いるミニコミ誌『アラザル VOL.1』が置いてあったので手に取ろうとするがビニールがかけられていて中身を読めない。先日VOL.2を購入したので、未読のVOL.1だけに読みたく思えども、案外この手のミニコミ誌はぼってきたりするのでと思いながら裏表紙を眺めれば1500円となっており、それ見たことかと棚に戻そうと思いつつよく見れば、500円だったのでそれならと購入。
 職場で夜まで仕事。
 夜、渋谷へ。シアターNでダリオ・アルジェント『サスペリア・テルザ -最後の魔女』(☆☆☆★★★)を観る。傑作。円熟の演出に酔う。馬鹿笑いで終わるのも素晴らしい。boidが編集したパンフレットも購入。500円。
 帰宅後、足立正生が帰国後に書いた未映画化脚本『十三月』を読みながらメモを取る。足立正生未映画化脚本解析とかやりたいのだが。

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モルモット吉田

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モルモット吉田

“映画日記のようなもの。”