2009-07-06

臆せず描くスパイク・リーは健在 このエントリーを含むはてなブックマーク 

 ネタバレになるのでストーリーについて多くは書きません。気になったところを箇条書きします。
 ・ナチス将校搭乗時に襟章を大アップで撮るとかちょっと「あれスパイク・リーってこんなことしてたっけ?」と思ってしまう演出が所々に見られる。なので新鮮かも。
 ・海外の観客、特にアメリカ人は字幕を嫌うそう。にも関わらず現地の兵隊達は英独伊語を使用している。リアルを追求している姿勢に好感が持てる。
 ・2時間43分の長尺(と言うことになるのだろう)ではあるがパルチザン、アメリカ軍、ナチスという組織の中の色んな人を描こうとするには時間が足らなかったか?
 ・これではまだ存命されてるパルチザンから苦情が来るであろう描写もある。臆せず描くスパイク・リーは健在と言うところか。
 ・4人の黒人兵を導くことになるアンジェロ少年。本作ではある意味狂言回し的な役割かもしれない。どことなくドニ・ラヴァンに似ていて暗示的だった。
 ・アイス屋のエピソードとかストレートな旧来からのスパイク・リーメッセージも至る所にあり。新旧ファンの楽しめる内容になっている。

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