2009-07-19

『そんな彼なら捨てちゃえば』 ~ さまざまな愛のカタチ このエントリーを含むはてなブックマーク 

男子禁制のガールズ・トーク・ムービー!というふれこみですが、
そんな生やさしいものではないというのが、第一印象でした。
想像していたより、ずっとシリアスです。現実直視といったところでしょう。
そしてラストにはしっかりとしあわせの感動の涙を誘うという、
私にとってはとても満足し、よいつくりだと思いました。

現代のアメリカのみならず、日本でもヨーロッパでも多くの国で
こうした恋愛・結婚のさまざまなカタチが繰り広げられているのだなぁと。
【男は、その彼女のことが好きならば、電話をする、食事に誘うetc.といった行動に移す】ということが、何度も繰り返し頭に叩き込んでおくように!とも言わんばかりに描かれていましたが、いかんせん、例えば、現代の日本においてはどうでしょう?なにをするにも面倒、恋愛も面倒、勇気がない、手も足も出ないという、いわゆる゛草食系男子゛が増加している中では、この【男は、その彼女のことが好きならば、電話をする、食事に誘うetc.といった行動に移す】ということが当てはまらない場合もあると思いました。だって、プロポーズですら、女性の方からしているという話も聞かれる昨今、相手を見極め、付き合い方をよーく考えてというのが、確かなところでしょう。

男の人は本当はどう思っているのか?
いつも自分が空回りしてしまい、一向に運命の相手に出会えないジジ
(ジニファー・グッドウィン)が好演。私はこの女優さんは初めて観たのですが、とてもはつらつとしていて、相手に素直に向き合おう、本当の愛を見つけたいとがんばっている姿は、とても同感しました。恋愛にのめり込みになってしまうというのはわかりますが、そんなときの恋愛ほど上手くはいかないものかなぁと。
あ、それから、バチンと平手打ちで叩かれるように、正面から自分のことを言い当てられたときって、参ったなぁと我にかえるのは、女性にしても男性にしても思うものなのだなぁと。
『そんな彼なら捨てちゃえば』 ホント、なかなか辛辣です。
同居して7年になるのに結婚というカタチにとらわれたくないニール(ベン・アフレック)と、本音を隠しつつも実は結婚したいベス(ジェニファー・アニストン)のカップルは、そもそも、はじめのうちは、あー、見てられない(><)と思いましたが、本当に相手のことを思っていたら、結婚するでしょうというのが、女性の視点からは考えられると思います。
まだまだ書ききれないほどのたくさんの恋愛のカタチや結婚のカタチ、現代恋愛・結婚事情が描かれていますが、この映画を観て、すごーく考えさせられました。
そう、結婚したとしても、長きにわたってずうっと永遠の愛を育んでいくことのむつかしさも。大好きな人と二人でこの映画を観て、率直にお互いの感想を語り合えたらいいなぁって思います。

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ラササヤン

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“太陽を向いて、明るい方へ、幸せを目指してひまわりのようにがんばっています!”


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