2009-09-09

ツァイトガイストをやっと見た。 このエントリーを含むはてなブックマーク 

ツァイトガイスト 時代の精神
http://video.google.com/videoplay?docid=1431037135738418803#
ツァイトガイストアデンダム
http://video.google.com/videoplay?docid=-3788207618449105637&hl=ja

ツァイトガイスト オフィシャル
http://www.zeitgeistmovie.com/

話題になってたのに半年以上も見ようと思いながら見てなかった、ツァイトガイスト。
(しかしこんなに賛否両論を巻き起こすはずの作品が、
 ブログや掲示板の類になかなか見つからないのがなんか変。)

1回書いてたのが消えたのでサクっとレビュー風なものを書きますが、
要はどういう映画かというと、
今の世界の金融システムを作っている一握りの卑劣な人間が、
アメリカはもちろん、政治を、キリストを、911を、戦争を操作している、ということ。

私も私で、最近考えていたことがあって、
週5で1日8時間労働して、
それが成人の義務みたいになってるけど、
別に週に5日も働かなくても最小限のお金で生活して、
あとは生きてるうちにやっておきたいことをこなしていく方が、
効率的で生産的で健康的な生き方ができるんじゃないか、と。
労働とお金に固執するのはやめよう、と。

そんなことを考えてるので、
はー、なるほど、なるほどね、と、
共鳴できる部分が多々ありました。

もちろんこの映画の内容を全部鵜呑みにしているわけではないし、
少しリアリティにかける部分もあるし。

ただ多くの点で正論だなと思いました。

アデンダムのほうのくだりで、
「ヴィーナスプロジェクト」http://www.thevenusproject.com/
(これがまた凄い。)
について説明するあたり、

「人が奴隷制度や負債なしに、生活必需品を(要はタダで)手に入れられるとして、
 必ずこう反論がある。『価格がないと動機がない。』と。
 そういった考えこそがこの金融システムの奴隷であり洗脳教育だ。」(要約)

これは特にぐっときました。
貨幣が存在しない世界を漠然と望んだりはするけど、
本当に存在しない世界が、具体的に想像できない。

すべての価格がなくなったら、自分は次に何がしたいのか。
今の自分は労働にもお金にも魅力を感じていないので、
結局は今と変わらんのかも。
良い映画やアニメや本や音楽と出会いたい。それだけなんかも。

ザ・コーポレーション
http://www.uplink.co.jp/corporation/
この映画とも少々かぶるところありました。

アデンダムのほうは日本語字幕がもう少し読みやすければ。。。
いつか日本語版パッケージ化されたらちょっと欲しいかな。
でもいまオフィシャルサイトで売ってるDVDは、
paypalで決済なのか、とちょっと落胆。笑

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山本 佳奈子

ゲストブロガー

山本 佳奈子

“Offshoreというサイトでアジアのインディペンデントなアート・カルチャーを紹介しています。webDICEコントリビューターとして、「キューバ紀行」「アジアン・カルチャー探索ぶらり旅」書いてました。”


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