2009-10-15

効率化と人間の幸せについて このエントリーを含むはてなブックマーク 

 効率が良くなれば人間は幸せになれるのだろうか?

 東京と大阪が一時間くらいでいけるようになるからと言って、それが日本人の幸せに繋がるとは限らない。

 リニア新幹線ができれば、品川と新大阪が最短で67分で結ばれてしまうらしい。

 効率がいいなぁ。効率良すぎる!

 ますます、日本社会の忙しさを助長するだけではないだろうか? まぁもしこれからスムーズに建設に入るとして、リニアが完成するのは30年以上先のようで、そのときの日本が今の馬鹿みたいな効率再優先社会から脱却できている可能性もあるだろうが。

 というか30年後って、誰が生きているのだろう? いま建設を進めようとしているJRのお偉方は、(こういう言い方もどうかと思うが)この世にいるのだろうか?

 誰のためのリニア新幹線建設なのだろうか・・未来を担うチビッ子たちのため? ならばそんなガキどもを洗脳していく必要があるわけだ。

『私たちはリニアなんて望みません。線路の建設で山が削られたり緑が伐採されたりするのでしょう? タヌキや山鳥とか、色んな動物たちがすみかを追われてしまうのは可哀相です。私たちは日本の自然をそのままにしてほしいし、動物たちの巣も壊さないでほしいのです』とか言い出したら面倒なことになる。

 ガキを洗脳しよう。経済成長主義、開発経済主義に賛成してくれるように。『開発で自然を壊すのはもうたくさん』などと演説する(説教垂れやがる)セヴァン・スズキ(当時弱冠12歳)みたいな面倒クセー人間にならないように。

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菊田純一郎

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菊田純一郎


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