またも更新をさぼってしまい、申し訳ありません。最近は自分のブログもmixiの日記もあまり更新しなくなってしまい、もっぱらtwitterで他愛もないことをつぶやいています。あの手軽さと、アッという間に流れていってしまい、あとに残らないところがいいんですよね。ちおなみに私のアカウントはこれ→http://twitter.com/dai_onojima
さて、この秋話題の音楽イベント「DRIVE TO 2010」が絶賛開催中です。新宿ロフトを30日間占拠して、新旧の尖ったバンド、おもしろいアーティスト、オルタナティヴなバンドやアーティストを総ざらえするというもので、1979年に第一回「DRIVE TO 80'S」があり、1999年に2回目「DRIVE TO 2000」があって、今回が30年ごしの3回目という、歴史と伝統のある催しです。第一回では、当時ピークを迎えていた「東京ロッカーズ」を中心に、主だったパンク/ニュー・ウエイヴ・バンドが総登場してたりする。
DRIVE TO 80's
http://www.eater.co.jp/siryou/dt80.htm
DRIVE TO 2000
http://www.eater.co.jp/siryou/index1.htm
そして現在開催中のDRIVE TO 2010
http://www.driveto2010.com/
今回の「DRIVE TO 2010」は、初日の相対性理論とコクシネルという新旧カルト・ポップ対決(相対性理論がコクシネルを指名したらしい)に始まり、最終日は復活リザード(なんと今のドラムはARBのキースだそうだ)とオートモッドの共演まで、のべ300組近くが出演というヴォリュームです。なかでも非常階段、原爆オナニーズ、スターリンの遠藤ミチロウが共演した「原爆スター階段」の日(10月10日)は、おそらく今後長く語り継がれるであろう壮絶かつ最高に楽しい一夜でしたね。
で、なぜか私、この「DRIVE TO 2010」に、スタッフとして参加しておりまして、いくつかのバンドのブッキングのお手伝いしてたりします。今週木曜、つまりあしたは、私が担当するこの日。
10/29(木)DRIVE TO 2010 @新宿ロフト
開場:18時 開演:BAR STAGE 18時半 LIVE FLOOR 19時半
<LIVE FLOOR>
バッファロー・ドーター
http://www.buffalodaughter.com/
曽我部恵一バンド
http://www.sokabekeiichi.com/
<BAR STAGE>mito (from Clammbon) presents 『Erosionize vol.1』 @ LOFT
mito
http://www.clammbon.com/
Ametsub
http://www.myspace.com/ametsub3110
前売り 3,000円 / 当日 3,500円
P:333-172 L:79970
ネット予約:http://form1.fc2.com/form/?id=462495
問い合わせ:新宿ロフト:http://www.loft-prj.co.jp/
当日のタイムスケジュールは、いまのところ以下の通り(変更もありえます)。
<LIVE FLOOR>
19時半~ 曽我部恵一BAND
20時45分~ バッファロー・ドーター
<BAR STAGE>
18時半~ mito,Ametsub
ライヴ・フロアの2バンドは、いまやアブラの乗り切った人たち。猛烈な勢いでリリースとライヴを重ねているソカバンの絶好調ぶりはここで言うまでもないでしょう。ポジティヴでハッピーなパワーをもらえることは確実。そしてバッファローは現在新作の録音中だそうで、新曲も聴けるかも。東京周辺では年内最後のライヴだそうで、お見逃しなく。いつ見ても目新しい試みをやって驚かせてくれる人たちなので、楽しみです。
そしてバー・ステージ。WEB DICEではゲスト・ブロガーとしておなじみのクラムボンのミトさんが、新進気鋭のエレクトロニカ・アーティストのAmetsubさんとともに、音楽と映像、そして照明が織りなすファンタジックな音空間を演出し、ロフトのバー・スペースを別空間に変えてしまおうという意欲的かつ実感的なパフォーマンスが予定されています。
前代未聞の新しい試みゆえ、当日になるまでいったいどんなことになるのか、スタッフである私にも見当がつかないわけですが、先日、都内某所でおこなわれたmitoさんとAmetsubさんのリハーサルに潜入してきました。
この日は映像抜きの音楽のみのリハーサルだったわけですが、そのあまりに心地よくファンタスティックな音の渦に陶然! Ametsubさんの Macを中心としたセットと、mitoさんの操るテノリオンという比較的シンプルな構成ながら、めくるめく電子音が、ときには激しく盛り上がり、ときには静かに潜りながら、生き物のようにうねり、流れ、空間を満たしていく。夢見るような美しい音響工作は、永遠に続くようにも、またアッという間に終わってしまったようにも思えました。あとで演奏時間を確認すると、ノンストップでなんと1時間10分にも及んだらしいんですが、そんな時間経過を感じさせない、本当に素晴らしいひとときでした。これで両者初顔合わせ、しかもまったく事前の取り決めのない完全インプロヴィゼーションだというんだから、驚きです。まるでマニュエル・ゲッチングかジ・オーブかという、あまりにオーガニックで劇的な音響空間。これにVJの筒井真佐人さんによる映像が加わると、とんでもなくすごいことになりそう。
この日の演奏は録音されており、これをもとにVJが構想を練り、イメージを膨らませ、さまざまな仕込みを経て、さらにリハーサルを重ね、ライヴ当日となるわけです。当日は「LOFTのBarカウンターを30m強のMIDIケーブル一本のみで繋いで、お互いフロアの端と端で目線も合わせずセッションする予定。視覚効果は6台あるプロジェクターとVJ、あと僕のTENORI-ONのみ。場内は基本映像の光のみで演出という超ミニマル Set」(mitoさんのtwitterより)で展開されます。あの見慣れたロフトのバースペースが、いったいどんな風に変わっていくのか? これはもう、絶対に見逃せませんね。
そんなわけで、当日は絶対面白いイベントになることは保証します。つとめている方にも優しく、ライヴフロアの開演時間も遅くしました。ぜひぜひみなさまお誘い合わせの上、29日(木)は新宿ロフトへ!