ミポリンの１２年ぶりの主演映画、ミポリンのご主人である辻仁成さんの原作、「私の頭の中の消しゴム」のイ・ジェハン監督作品と、この冬の話題作です。
試写会が当選したと言ったら、周りの仲間にとても羨ましがられました。
婚約者である光子（石田ゆり子）がいながら、赴任先のタイ・バンコクで謎の美女・沓子（中山美穂）と出会い、豊（西島秀俊）がその愛に翻弄されてしまうも、その気持ちを抑え、日本に戻り、また３０年後に再会するまでが描かれています。
中島美嘉の主題歌が物悲しくて聴いているだけで涙が出そうになりました。
この映画を観る方は是非、原作を読んでから観ることをお勧めします。
映画を観ただけでは、何故沓子が豊かに接近したのかとか、どんな想いで豊の前から去っていったのかとか、光子の秘めたる想いだとかが、描ききれずに残念な気がしました。
短い映画では描ききれなかった２人の心の機微を原作を読むことによって、感じ取れれば、きっとこの作品が生きてくること間違い無しだと思います。
