2010-02-04

一粒で二度オイシイ、晴れやかな気分になれる映画 このエントリーを含むはてなブックマーク 

反アパルトヘイト運動に尽力し、南アフリカ共和国大統領となったネルソン・マ
ンデラ氏の不屈の想いと、当時のラグビー・ワールドカップでの南アフリカ優勝!
という奇跡の物語を、前半/後半のような二部構成的に魅せてくれる、クリント
・イーストウッド氏の監督ぶりには脱帽。後半のラグビー・ワールドカップの試
合のシーンを見終わるとなんだか晴れやかな気分になれる。

しかしながら、それにも増して、前半の「マンデラ氏が如何にすばらしい指導者
であったか」を感じ取れるシーンの数々は、重厚な仕上がりであり極めて素晴ら
しい出来であると言える。マンデラ氏の、自らの辛く長い投獄生活を通してもな
お揺るがない『信念』を、とても素晴らしく表現している。彼のリーダーシップ
はまさに『不確かな未来をも受け入れ、前へ向いて進んでいこう!』というメッ
セージが込められているように感じる。またこれらのメッセージをより引き立て
るかの如く、黒人と白人の対立感情の場面を様々な切り口で描いており(職場・
家族・国民)、分かりやすく描かれているところも素晴らしい。

マンデラ氏の「南アフリカを一つに!」という想いと、ラグビー南アフリカ代表
キャプテンのフランソワの「スプリングボクスを優勝へ!」という想いが交差し
ている様子もまた、素晴らしい。・・・心にグッとくる映画でした。

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bigsea1986

ゲストブロガー

bigsea1986

“よろしくお願いします。”