昨日アカデミーアワードノミネーションの発表があった。今年１０作品のベストピクチャー。どれもこれも、予想していたとおりだけど、リストをずっと見ていくと、短編ドキュメンタリーに、なんと先輩のベテランドキュメンタリアンであるジュリアとスティーブの２人がノミネートされている。２人の作品は「ラストトラック」GMの工場が閉鎖されるその最後をそこで働く労働者の立場から最後のGM工場をドキュメントしたものだ。ジュリアはこれで３度目のアカデミーノミネート！前回２度とも長編ドキュメンタリー。そしてこの短編。２人は過去にもエミー賞を取っているし、数多くの賞を多々の国際映画祭でも受賞している。２人は常に、何をドキュメントし、世に出すべきかを心から信じて、そのサブジェクトをドキュメントし続けている。２人の作品に対する姿勢や、映画制作者としての生き方はまさに、私たちの目標とするところ！
私が初めて、ドキュメンタリアンのジュリアとスティーブに会ったのは、いまから１４年くらい前・・。映画が作りたいと飛びこみで訪ねた監督の作品をプロデュースすることになったこの２人は、映画製作を何も知らない、何も分かってない私を会ったその日にディナーに招待してくれた。「映画制作がはじまるぞ！というお祝いだから」、とおいしいパスタとサラダで夜遅くに小さななお祝いしたのを覚えている。あれから１０年以上。作品を作るごとに２人に見せ、相談もする。常に丁寧で厳しい言葉と、強いはげましをくれるこの２人。２人がよく私たちに言うのは「やり続けなさい！」。
ジュリアとステーブに心から「おめでとうございます」だ。
http://oscar.go.com/nominations/nominees/the-last-truck-closing-of-a-gm-plant/3228
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