2008-03-16

にゃーきんぐぷあ? このエントリーを含むはてなブックマーク 

にゃんこ、額に汗して働くようになり(実際には汗ではなく、眉間に独特の深いシワ)ウン十年。
今も眉間にうにゅ~っとシワを寄せながら確定申告に取り組んでいたのですが、
どうやら、昨年は生まれて初めて、社会定義であるところのworking poorを(かろうじて…)脱したようです。

でも、working poorって実際、なに?
年収200万以下がそう呼ばれるのが、リッチな人々の勝手な決めつけなどではなく、社会定義であることは、この間のニュースで初めて知ったよ。
だって、私の身の周りなんて、working poorばっかりだよ。しかも、最近にゃんこはこれでも金回りのいい部類に入れられてしまったようで、4,5人集まって家賃を打ち明け合ったら、にゃんこが一番高かった、という事実もある。
そらもちろん、古参のノイジシャンの中には公務員もおる、銀行員もおる、まっとうな会社員の方々もいくらでもおります。でも、活動に支障が出ないようにまっとうでない(?=それほど打ち込まずにすむ)仕事につく人も、これまたいくらでもいるんだよね。そういう人たちの年収は当然低いわけで、でもなんとかやっている。まあ、にゃんこ自身はその半々の中を、泳いでいるような状況ではありますが…。

だいたい、年収200万以下が貧乏人っていうのはどういうこと? 東京都の昨年の法定最低労働賃金が¥739(たった)で、仮に1日8時間、しかも週6日働いたとしたって、150万になるかならないかなんだよ。国が定めた最低賃金で働いたら貧乏人と呼ばれるなんて、おかしいじゃないの!

それに、200万以下でも1人ならば、十分暮らしていけるものだよ。確かに家族を作りたいとか、病気になっちゃった、とかいう時にはコレではまったく間に合わない。稼ぎのいい仕事についておくしかないのだけれど。

人のこと、貧乏人とか国が言うぐらいなら、最低賃金を上げればいいんだよ。それに人のこと、勝手に貧乏人だと思っているような人たちも、なんでも「人並み」で物事を考えるのはやめて、人には人それぞれの基準があるってことを知ればいいんだよ。なにが大事でなにが大事じゃないか。そのためにはどれだけ自分の時間を売って、どれだけは確保するか。みんな、自分で決めることなんだよ。

とはいえ、もちろんにゃんこだって収入が増えるのはうれしいです。収入ないと、新しい機材も買えないし。たとえ長い人生の中のほんの一瞬でも、経済不安のない(もとい、少ない)生活を送れるっていうのはうれしいよ~。

さて、写真はBerlinでのある朝のテーブル。
これだけいろんなものが載っているとしあわせ…。
かつて私は日常の朝食風景をアップして、「貧相」と言われたことがあるけれど、そうしてみると、やっぱり貧乏人だったのだろうか。ってか、この食卓がしあわせそうに見えるってところが、やっぱりすでに…?

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Reiko.A/東 玲子

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“human/cat also known as Nyanko A 人間/ねこ。またの名をにゃんこA”


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