2010-03-11

アムネスティの映画祭とDAYS JAPANイベント他 このエントリーを含むはてなブックマーク 

 金曜日はとても暖かかったけれど、先週末からまた寒くなってしまいましたね。

 先週末の土曜日は、西麻布の富士フィルム本社ホールで行われた、アムネスティの映画祭(アムネスティ・フィルム・フェスティバルmini)へ行って来ました。

 http://secure.amnesty.or.jp/aff_10k/ 
 
 会場となった西麻布の富士フィルム・ホールは、恐らく建てられてから結構経つんでしょう、大柄な僕には椅子が小さく、また座り心地も今ひとつだったし、トイレも男女各一カ所しかなく、おまけに、場内飲食禁止で雨の中昼食のお弁当を広げる場所探しに難儀させられてしまいました。また、最後の二作品とトークショーは眠気に負けてしまい、断片的にしか観れませんでした。

 幸いにも昼食後すぐの上映だったにも拘らず、お目当ての、69年イラン生まれのフランス在住の女性作家・漫画家 マルジャン・サトラビの自伝的アニメ『ペルセポリス』(原題“Persepolis”、監督:サトラビ&ヴァンサン・パロノー、フランス、2007年)は、ちゃんと観れました(笑)。イランのリベラルな上流階級の女の子が、イラン・イスラム革命とイスラム共和制をどう体験したのかが、彼女の視点で等身大で描かれていて、とても興味深かったです。これまで親イスラムの立場から話を聴く機会が多かったこともあって、アムネスティのイラン批判もやや割り引いて受け取っていたのですが、国民が視覚・味覚・触覚その他、感覚的な喜び一般を自由に享受することを、強圧的に禁じる国に生きる人々の息苦しさを、追体験させられたような気がします。他方で、留学先のウィーンで西欧の若者達が、折角の自由を虚ろに浪費するだけであることも、しっかり批判されていました。

 唯一難だったのが、モノクロのアニメなのに字幕が白抜きだったため、かなり観辛かったことでした。

 http://www.sonyclassics.com/persepolis/

 帰宅後調べたら、日本語の字幕のついたDVDが販売されていました。抑圧的な体制の下で誇りを失わずに高貴に生きることをコツを語る、主人公の祖母の言葉等、印象的な台詞も確認したかったので、HMVのセールを利用して購入しました。

 行きはメトロ代々木上原〜表参道経由で行き、帰りはナチュラルハウスで安価だったタンカンと少し値引きになった天然鰤の切り身を買ってから、ウォーキングで。結構疲れて、日曜日は夜まで爆睡してしまいました。

 で、火曜の夜は雪の中、DAYS JAPANの創刊六周年記念イベントに、文京シビックセンターへ。いつも心に染み渡る印象的な言葉を聴かせてくれる、広河隆一さんの講演目当てで行ったのですが、広河さんの講演も含め、イベント全体がDAYS JAPAN存続問題に集中してしまい、ややガッカリでした。おまけに電車賃をケチって、帰りは新中野から歩いて帰ったら、溶けかかった雪と雨でビショビショになってしまったし…。

 
 水曜日は頑張って9時に起き、11時から高円寺の予備校で小論文の講師の採用試験に。新高円寺からJR高円寺まで、思いのほか距離があって、遅刻するかとヒヤヒヤしました。それに、出された課題から判断するに、勤務先が法学系なので、法学ないし政治学専攻と勘違いされている気が…。

 河合塾の新しい教室と比べると、教室の天井が低いのが気になりましたが、何とか決まるといいんですけどね。本当に仕事とお金のことでは頭が痛いんで…。

 
 で、昨晩から動画サイトで『アルプスの少女ハイジ』を観ています(笑)。作画も丁寧で色鮮やかで、いいですよ。特にアルプスを描いた背景が素晴らしい。

 あとは、先週末から加島祥造『タオ——ヒア・ナウ——』、PARCO出版、1992年を読んでいます。昨日は同じく加島『荘子——ヒア・ナウ——』、PARCO出版、2006年も買いました。これについてはまた日を改めて書こうと思います。

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知世(Chise)

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