2010-05-21

『レフェリー 知られざるサッカーの舞台裏』クロスレビュー:サッカーファンはもちろん、すべてのスポーツファンに送る名作の誕生 このエントリーを含むはてなブックマーク 

「レフェリー 知られざるサッカーの舞台裏」
あなたはレフェリーと聞いてどんなことを思い浮かべますか?
どんなスポーツでも、選手が必要で、場所が必要で、用具が必要で、そして、レフェリーが必要です。
レフェリーは欠かせない存在が故に、大抵は批判の対象にされてしまう事が多いです。
それは、レフェリーの役割が試合をジャッジする事で、一見、機械的にも見えてしまうからではないでしょうか。
この映画は、欧州選手権(EURO)2008をレフェリーを主役に映し出したドキュメンタリーです。
白熱した試合のリアルが伝わってくるピッチ上でのレフェリー間や選手とのやりとりはサッカー好きにはこれだけでも堪らない映像でしょう。
しかし、この映画の本質はピッチ外でのレフェリーの姿を映しているという事だと思います。
試合前の緊迫したロッカールーム、試合後のジャッジに対する葛藤、試合の割り当てを巡るやりとり、そして、レフェリーを支え、応援する家族。
この映画では、レフェリーの“人間”の部分を感じる事ができます。
この映画を観た後には、みなさんも今までよりレフェリーが好きになっているのではないでしょうか。そして、新たにスポーツを観る際の視点が増えるのではないでしょうか。
サッカーファンはもちろん、スポーツを観る・する・応援するすべての人に観てもらいたい作品です。

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