2010-08-16

『係長 青島俊作』は、かなりアリです。 このエントリーを含むはてなブックマーク 

 すみません、ドコモ動画で限定配信されている『係長 青島俊作 THE MOBILE 事件は取調室で起きている!』が有楽町・日劇でも公開ということで観て来ちゃいました。評判が良いためスクリーンで上映決定という異例なところに興味を持ったのですが、評判通り本編よりしっくり来ました(笑)一律1000円で8月13日まで公開。と、以前ツイッターでつぶやいてから時間が経ってしまい、公開が終わってしまいましたが、ドコモの人はいつでも観れていいですね。DVDで出すときは、12話もあるタイトルカットを全部削って繋げてもらうと、もっと観易いかと思いつつ。

 『踊る大捜査線』シリーズは、既存の派手な刑事物のアンチとして日常のリアリティを持ち込む事で大人気になった作品ですが、映画化して『2』以降は、どんどん事件を派手にし過ぎて、その「アンチだったもの」に自身が近づいてしまったような気がします。『係長〜』は、携帯サイズのバジェットなので、シンプル過ぎるほどの"会話劇"そして"密室劇"なのですが、そのミニマムな造りが自然と原点回帰へ作用したのかな。『3』本編よりも「係長」として身近に感じれたということは、進化もしている訳で。次回作はアメドラみたく「シーズン2」をじっくり、テレビドラマとして制作でもいいんじゃないでしょーか。

 ちょっとシュールなやりとりで、青島刑事が署長に対して素っ気なく「ああ〜っ」って返すシーンがあるんですが、そこちょっといい具合にシュールで、僕だけですが笑ってしまいました。あそこ好きだなあ。

text hasegawaayumu
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■ドコモ動画「係長 青島俊作」公式サイト(予告編観れます)
http://bit.ly/bqrpQV

■写真は山手線で一気に再宣伝が始まった広告。このポスターかわいい。

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映画 / 係長 / 青島俊作 / 踊る大捜査線 / 感想


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ハセガワアユム(MU)

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“MUというユニットで劇作・演出をやってます。ゲストブロガーとして、稚拙ながら映画や音楽、雑感のつぶやきを投稿して行く感じになります。演劇用語もちらほら出るかもしれませんが、遠慮なく訊いて下さい。演劇界外の方ともコミットしたい気持ちですので、どうぞよろしく。 ”


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