2010-08-26

『ルイーサ』クロスレビュー:レトロでおしゃれ!60歳のおばちゃんからパワーをもらえる極上の映画! このエントリーを含むはてなブックマーク 

映画を見終わった、20代後半、まさにアラサーの私には、
とってもさわやかな気分になっていました。

この「ルイーサ」という映画は、まさに、「極上の映画」でした。

旦那と娘を事故で亡くして以来、人との関わりを避けて、愛猫ティノと
毎日規則正しく、単調な生活を送っていた主人公・ルイーサ。
ある日、愛猫ティノが死んでしまった。そして、悪いことは重なるもので、
30年勤めていた墓地の管理人も、大女優の秘書の仕事も首に・・・!!
退職金をもらえず手持ちは5ドルくらい。

なんて、絶望的な状況!!!!

でも、主人公のおばちゃんは強いんです。
猫のお葬式をしてあげるために、必死になって、小銭稼ぎをし始めます。

退職金をもらえるように交渉したり、
清掃員とかの仕事したりと、
いろいろできることはあるだろうに

たまたま普段乗らない地下鉄に乗ってそこでみた
うさんくさい小銭稼ぎを始めちゃうなんて、
短絡的。でも、困ってる人って、短絡的ともばかげているとも思えることも、
底力を出してやってしまうんですよね。

その小銭稼ぎをすることで
人と関わることの大切さや温かさを感じ
主人公のおばちゃんの顔が見る見る変わってくのが
本当にステキ!!

ルイーサの心情にあわせて
街の描写や映像の見せ方も変えていて本当に素敵!
また、ブエノスアイレスっていう歴史と新しさのある街だから
描けるんだろうな~。家具や街並みもとてもレトロでおしゃれ!

久々に、元気になれる極上の映画に出会えました。

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browntabby511

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