2011-05-17

年間100mSvは安全と東京都が発表 このエントリーを含むはてなブックマーク 

少し前から隠匿され続けていた情報が明らかになり始め、嫌な緊張感を感じております。私はかなり警戒しておった方ですが、それでも思ったより被害は深刻な様です。

● 内部被曝の公的資料公開、驚きの数値
http://sun.ap.teacup.com/souun/4493.html
「内部被ばく臓器等価線量の積算線量。3月12日6:00から3月24日0:00 までの実測値から逆算した放出量をもとにSPEEDIで行った試算値ですが、100mSv(!)等値線が50km離れた伊達市まで達しています。」

● ついに国際基準(平方メータ)による土壌汚染マップ公表された
http://sakuradorf.dtiblog.com/blog-entry-35.html
● 航空機計測もとに「地表汚染マップ」 日米共同で制作
http://www.asahi.com/national/update/0506/TKY201105060286.html
「第一原発から170km離れた地点でテルル130が86Bq(シーベルトで3.1μSv/H)の数値が出たことを知っている。放射性キセノンも放射性ヨウ素より沢山排出されているはずであり、ヨウ素とセシウム以外の核種についても測定されているものはすべて公表すべきである。プルトニウムは敷地だけ報告されているが、三号機の燃料なのでかなり飛散しているように想像する。報告された核種はあまりにも少なく、測定した核種はすべて公表すべきである。」

●日経 http://s.nikkei.com/jkrzzO
●美浜の会 http://www.jca.apc.org/mihama/fukushima/iitate_imanaka_estimate20110325.htm
チェルノブイリ事故当時(旧ソ連)の強制移住レベル148万Bq/m2(40キュリー/km2)
ベラルーシ等の強制移住基準55万5千Bq/m2(15キュリー/km2)
浪江町や飯舘村など300万Bq/m2
グラフ http://i.imgur.com/H2OJc.jpg

● @kikko_no_blog
原発から30キロ以上離れた集会所(浪江町赤宇木)の土壌のセシウム400万ベクレルって、すでにチェルノブイリの最大値380万ベクレルを超えてるのに、この集会所にもたくさんの避難民が生活してる。(NHK)

● @kikko_no_blog
5月15日「朝日新聞」
東京都内の土壌のセシウム(1kgあたり)、千代田区二重橋横 1904ベクレル、千代田区皇居東御苑天守閣跡 1311ベクレル、中央区築地 1147ベクレル、江東区亀 3201ベクレル、(計測日は4月10日〜16日)

● 福島県内の学校の75%以上が「放射線管理区域」
http://d.hatena.ne.jp/iryohatebu+chizu/
「2011年4月5日〜7日、福島県は県内の小中学校などを対象に放射線モニタリングを実施。その結果、小中学校などの75.9%が「放射線管理区域」基準を超えていることが観測されました。「管理区域」とは、人が放射線の不必要な被曝を防ぐため、放射線量が一定以上ある場所を明確に区域し、人の不必要な立ち入りを防止するために設けられる区域。」

プルトニウム・ウランの測定結果はまだ隠されていますが、外国で検出されているので当然日本にも降り注いでいます。

● 米国でプルトニウム・ウランが検出される:過去20年間で最大値!プルトニウム239やウラン238が大幅上昇(2011/04/29(金) 04:36)
http://onihutari.blog60.fc2.com/blog-entry-44.html
「1991年から2011年2月までの20年間の平均濃度に比べて、3月11日以降、カリフォルニアではプルトニウム239が18倍に、アラスカではウラン 238が17倍に、ハワイではウラン234が30倍・ウラン238が50倍に増大し、グアムではプルトニウム239とウラン234・235・238が観測史上初めて検出された。半減期は、プルトニウム239が2.4万年、ウラン234は24万年、ウラン235は7億年、ウラン238は44.7億年であり、いずれも気が遠くなるほどの時間放射能を出し続ける。プルトニウムもウランも強烈なアルファ線を出す極めて毒性の強い放射性物質だ。」

福島市民の全避難が現実的に難しい故、基準値をあげたり情報を隠したり被害を少なくみせていたというのが大方の見方でしょうし、私もそう思っていました。しかし、政府は首都東京の汚染こそ隠したいのかもしれません。
東京は4/26時点でチェルノブイリの第三区分レベルの汚染と公表されましたが、非公開のプルトニウムやストロンチウム、その他核種を合わせるとどのくらい汚染されているのかわかりません。

ぞっとしたのは、東京都の自治体が軒並み「年間100mSv以下では健康に影響が出ることはない」と言い出した事です。チェルノブイリでは1mSv/yで「移住権利」、5mSv/yで「強制移住」。日本は100mSv/yでも安全…………
これは何かの間違いなのか、後にとんでもない数値が出て来る布石なのか。前者であって欲しいですけれども。

● 練馬区
http://www.city.nerima.tokyo.jp/faq/fukusima/kenkou.html
「年間100,000マイクロシーベルト以下の放射線量であれば、健康への影響は無いといわれています。」*後日クレームにより消したらしい

● 東京都広報5月号
https://twitter.com/#!/neck_of_chaos/favorites
東京都広報5月号の3ページ左上「放射線量の調査状況」に「年間100msv以下では健康に影響を及ぼすことはない」と記載。

● 鎌倉市衛生時報
http://twitpic.com/4y323c
鎌倉市衛生時報「年間100mSv以下では健康に影響が出ることはないと言われている」

● 中央区
http://www.city.chuo.lg.jp/saigaijoho/kankyouhoushasenn/index.html
放射線被曝量が年間で10万マイクロシーベルト以下であれば、人の健康に影響が出ることはないと言われています。(国際放射線防護委員会2007年勧告)

その他23区内で中央区、新宿区、墨田区、千代田区、北区、中野区が「年間100mSv以下は健康に影響が出ることはないと言われています」といっているらしいです。
そして、御用学者が以下ような安全デマを流しています。

● 100mSvは野菜不足と同じ
http://housyanou.com/picture/image/192031903.jpg

● 放射線と生活習慣 リスク比較調査(5月15日 22:25更新)
http://www3.nhk.or.jp/news/genpatsu-fukushima/20110515/2225_houshasen.html
「100ミリシーベルトを被ばくしたときのがんの発症率は、野菜不足や受動喫煙の場合とほぼ同じ。200ミリシーベルトから500ミリシーベルトの放射線を浴びたときのがんの発症率は、運動不足や塩分の取りすぎとほぼ同じ。国立がん研究センター予防研究部の津金昌一郎部長は「被ばくを避けるために、外出を控えたり野菜を食べなかったりすると、逆にがんのリスクが上がるおそれもある。過剰に心配せずに生活してほしい」と呼びかけています。(NHK) 」

この国は気が狂っているのでしょうか。
いい加減、これから自分がどう動くのかを考える必要が出て参りました。

羅入

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