2011-08-29

100年のロシアPart 2 アレクセイ・ゲルマン監督作品上映 このエントリーを含むはてなブックマーク 

「100年のロシアパート2」では、日本ではたった1本「フルスタリョフ、車を!」が劇場公開されているアレクセイ・ゲルマン監督の3作品を上映いたします。

タイムテーブル等はこちら→http://www.uplink.co.jp/factory/log/004089.php
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アレクセイ・ゲルマン監督とは?
1939年生。監督作6本と寡作だが、徹底したリアリズムで、社会の実相や人間の複雑さを描き、強烈な印象を西欧社会に与えた。またそのテーマと作風のためか、ソ連時代は当局から公開禁止処分、もしくは無視扱いに。実父は著名な作家ユーリー・ゲルマン、息子アレクセイ・ゲルマン・ジュニアも映画監督になった。

[上映作品]
『道中の点検』
1987年ベオグラード国際映画祭最優秀男優賞
1971年/モノクロ/97分
1942年、パルチザン部隊に投降した一人のロシア兵士。彼はかつてドイツ軍に寝返ったことを後悔していたが、部隊内では裏切り者への厳重な処罰を主張する者もいる。果たして彼は汚名をそそぐことができるのか・・・。徹底したリアリズムでドキュメンタリーのように描かれる第一級のサスペンス。15年間上映禁止に!

『戦争のない20日間』
1977年ジョルジュ・サドゥール賞受賞
1976年/モノクロ/102分
第二次世界大戦まっただ中の1942年暮れ、従軍記者ロバーチンは休暇を利用して中央アジアのタシケントに行く。妻との離婚、従軍記の映画化、新たな恋など、さまざまな人との出会いが抒情溢れる映像で描かれる。本作は小規模ながらソ連で公開された後、フランスでも公開。絶賛され、ゲルマンの名を西欧社会に印象付けた!

『わが友イワン・ラプシン』
1986年ロカルノ国際映画祭銅豹賞・FIPRESSI賞受賞
1984年/カラー/98分
スターリンの粛清が始まる前の1930年代、ソ連の田舎町。殺人鬼ソロビヨフを追う刑事ラプシンは、女優のナターシャと出会う。彼はナターシャに心を寄せるが、彼女はラプシンの友人でジャーナリストのハーニンに好意を持っていた。だが、ハーニンはソロビヨフと素手で渡り合った後、町を出てゆく・・・。

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パンドラ

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