2011-09-17

TEAM O.H.S公演「キダリダ」(シアター107)を観て。 このエントリーを含むはてなブックマーク 

大阪の下町(たぶん西成区あたりか?)で育った3人の男。ひとりが13年ぶりに突然帰ってくるのだが…在日。強制送還。密入国。警官殺し。そこに絡む、男たちの友情。親子愛などなど。テンコ盛りのようで、シンプルな内容が楽しめた。在日問題は根が深い。僕の地元奈良のも朝鮮部落があった。マッコリ、キムチ、焼肉、壊れたバイク、トタン屋根、野良犬。今でもそこに住んでいたI君とはたまに会い、バカ話で盛り上がる。もちろん国籍の壁など微塵も無い。劇中のセリフ「俺は日本人」「俺は韓国人」「俺は地球人や」は良かった。大阪公演もあるそうだが、地元の反応には興味がある。焼き直しての再演らしいが、もう少し煮詰めると良いカンジになるのではないか。上演時間約2時間を、後15分短縮できると思う。それよりも映画化の方が良いのではないか。元シネカノンの李鳳宇さんが観たらどうだろう。梁石白さんが観たらどうだろう。もうやりつくした感があるか。パク役の友人、松井宗但、好演。

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大倉順憲

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