2011-12-01

ブライアン・クック監督「アイ・アム・キューブリック」(DVD)を観て。 このエントリーを含むはてなブックマーク 

 クセモノ俳優ジョン・マルコビッチが、鬼才スタンリー・キューブリック監督を騙る詐欺師を演じるというので観たけど、イマイチ。「何故、詐欺を働くようになったのか」「何故キューブリックなのか」「何故ゲイなのか」が語られていない。(本物のキューブリックがゲイかも知らないけど)それに、最初のテロップで「これは実話…のようなお話」とあったけど、確か15年程前のイラン映画で「クローズ・アップ」(アッバス・キアロスタミ監督)という映画監督を騙った詐欺事件の実話を映画化した作品があったぞ。それも事件の当事者たち(加害者も!被害者も!)が自身の役柄を演じて再現するという画期的な映画だった。あれは秀作だたなあ。それにしてもリュック・ベッソンが製作総指揮となっていたが、彼がプロデュースしたものって、全部イマイチだなあ。「サブウェイ」「ニキータ」「グランドブルー」という地下3部作の名作は、もう作れないのか?力尽きたか?頑張ってくれよ。俺と同世代だけに。

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大倉順憲

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