2012-04-02

花開くコリア・アニメーション2012 このエントリーを含むはてなブックマーク 

こんにちは、オフィスHの伊藤です。

桜の蕾が膨らみました。冬空に凛と咲く白梅も美しく好きですが、桜には胸がときめきます。春ですね。

5年以上前に発売にした、DVDピクチャーブック「プチシアター」ですが、もっと知っていただきたく、新しいトレーラーをアップしました。よろしければ、ご覧ください>> http://blogs.yahoo.co.jp/hiromi_ito2002jp/62773740.html

(1)花開くコリア・アニメーション2012、4月4日~
(2)シュトゥットガルトで国際共同制作フォーラム
(3)イギリスで新しい税額控除策 アニメーション制作の弾みに
(4)オタワ国際アニメーション・フェスティバル プログラム決定
(再)虫プロダクションで活躍したマルチプレーン撮影台、第三の活躍の場求む!

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(1)花開くコリア・アニメーション2012、4月4日~

今年も「花開くコリア・アニメーション(Korean Independent Animation Film Festival)」、元気に開催。
東京は4月4日~9日。その後、大阪(4月14日~19日)、名古屋(5月12日・13日)に巡回します。
オーガナイザーの三宅敦子さんからお知らせです。

韓国アニメーションでお花見はいかが?
話題の短編25作+長編1作の26作品を一挙上映!
花開くコリア・アニメーション、略して花コリ!
韓国唯一のインディーズ・アニメーション映画祭の新作一挙上映!
今年で5回目となる今回の上映会では韓国唯一のインディペンデント映画祭Indie-AniFestの作品の中から“Life、City、Nature”の3つのテーマで選んだ短編25作品と、アヌシー映画祭招待作品の長編「家」を上映します。

そして、水江未来監督司会で、2011年に韓国で開かれた10秒アニメーションフェスティバルの企画者でもありアヌシー映画祭でノミネートしたレゴアニメーション『Ah』のイ・ソンファン監督が来日、自身の作品の制作秘話や最近の韓国アニメーションの新しい動きについて熱く語っていただきます!

■ 開催日:4月7日(土)、8日(日)
■ 開催場所: アップリンク・ファクトリー
■ 申込UPLINKホームページにてメール予約>> http://www.uplink.co.jp
■ 原画特別展示@アップリンク・ギャラリー: 展示期間 4月4日(水)~9日(月)

<大阪、名古屋と巡回予定>
■ 大阪: 4月14日(土)~19日(木)
■ 名古屋: 5月12日(土)、13日(日)

詳しくは、Twitter>> http://twitter.com/anikr2012
facebook ファンページ> http://www.facebook.com/koreanimation
リニューアルした公式HP>> http://www.anikr.com

今年はアニメーション作家1名と映画祭事務局員1名が1年間、日本に滞在するそうです。
その間、三宅さんは、彼女たちと日本のアニメーション作家たちと交流会をしたいそうです。いいですね!

蛇足ですが、わたし・・・遅まきながら、“韓流”の歴史ドラマにはまりました。
オバサンは純愛に弱いのだ。ショートアニメーション+純愛、ってないかしら・・・

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(2)シュトゥットガルトで国際共同制作フォーラム

5月8日~13日、ドイツ南西部シュトゥットガルトで開催される国際アニメーション・フェスティバルとGeorgian National Film Centerは、「Animation Co-Production Forum(アニメーション共同制作フォーラム)」を開催します。
>> http://www.itfs.de/

このフォーラムは、ドイツとコーカサス地域(グルジア共和国、アルメニア共和国、アゼルバイジャン共和国)出身の若手監督、アニメーション作家、プロデューサーをつなげるために、ドイツ最大規模の財団Robert Bosch Stiftungがプロジェクト支援賞を提供します。
パートナーとなるプロデューサーや共同制作プロデューサーと、新企画を持つ若手監督らが出会う場として、ミーティング、ワークショップ、ピッチなどが行われます。

シュトゥットガルト国際アニメーション・フェスティバルは今年で19回目となり、2,000名以上の業界関係者と75,000名もの一般観客が訪れます。
映画祭の他、デジタルコンテンツのコンベンションFMXが同時開催され、世界でも最大規模のアニメーション関連イベントに成長しています。

シュトゥットガルトは、ドイツ国内でアニメーション制作が特段盛んな地域ではありませんが、あのバーデン・ヴュルテンベルク州立フィルムアカデミーが近郊にあるように、州としてもアニメーションやコンテンツ制作へ支援を行っています。
HNewsでは度々伝えていますが、共同制作、特に国際的な国際共同制作が世界の各地で盛んになっています。ドイツは元々ハリウッド映画への投資など、コンテンツへの投資実績があり、近年ではアニメーション(テレビ、長編劇場公開)へドイツ資金が入っています。
シュトゥットガルトの映画祭も、当初はインディペンデントのショート作品が中心でしたが、長編アニメーション重視へシフトし、文化側面に加え、産業・商業的な振興となる映画祭になっています。このような流れから、アニメーション共同制作フォーラムが行われるのは自然なことですね。

日本で各年開催される広島フェスティバルがこの8月にあります。広島は・・・

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(3)イギリスで新しい税額控除策 国内のアニメーション制作の弾みに

アメリカのアニメーション・マガジンオンラインによると、イギリスがアニメーションとドラマの国内制作を保護・振興するために、新しい税額控除策(tax credits)を導入するそうです。
http://www.animationmagazine.net/events/new-tax-credits-introduced-for-u-k-animation/

この税額控除は、実写映画では既に行われていますが、その対象がアニメーションとドラマの制作へ拡大されます。
イギリスは、2009年実績で子ども向けTV番組の輸出高は1億5,000万ポンド(約200億円)に上り、テレビ番組全体で見ると約13億ポンドと、世界第2位の輸出国です。そんなイギリスでも、アニメーションやドラマの国内制作に危機感を高め、この新税額控除に踏み切ったとか。
新作長編『The Pirates! Band of Misfits』のアードマン・アニメーションズですら、本拠地ブリストルから国外へ制作を移すことを検討せざるを得ない、それほど世界のアニメーション界では厳しい競争が行われていると伝えています。

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(4)オタワ国際アニメーション・フェスティバル プログラム決定

9月19日~23日にカナダのトロントで開催される国際アニメーション・フェスティバルのプログラムが決定しました。
詳しくは公式サイト>> http://www.animationfestival.ca/index.php

取り急ぎ、英語ニュースの原文のママ:
Running from September 19th-23rd, Ottawa 2012 will pay tribute to the work of animation legend Ralph Bakshi, who ignited the imagination of future animators and became a hero to generations of fans and filmmakers by infusing adult themes such as sex, drugs and racism into the family-friendly animation world of the 1970s.

The United Kingdom will also be in the spotlight, as the Festival will examine British artists Barry Purves, one of the world's finest puppet animators, and the groundbreaking Unconventional Ad Men: Smith and Foulkes.

Purves’ work has been internationally acclaimed for decades while Smith & Foulkes’ art has been featured in advertising campaigns for some of the world’s most iconic brands including Coca Cola, Honda and Motorola.

YouTubular: Animation in the Age of the Meme will examine the role of YouTube in today’s animation industry and showcase some of the strangest and most contagious viral videos to grace your computer screen.

Other programming announced to date includes: Make 'Em Laugh: Comedians and Animation, which will retrace the historical relationship between animators and comedians; the life and career of Ward Kimball will be examined and the innovative films of the late Karen Aqua will be celebrated.

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(再)虫プロダクションで活躍したマルチプレーン撮影台、第三の活躍の場求む!

虫プロダクションでアニメーション制作に利用されたマルチプレーン撮影台の第三の活躍の場を探しています。
虫プロダクションでの現役を引退後、女子美術大学で第二の活躍の場を与えられた撮影台ですが、女子美学部の杉並キャンパス移転に伴い、設置場所がなくなります。
女子美では、学生作品で活躍していたそうです。コントローラは立派に現役です。
高さが3mほどあります。

ご希望の方、あるいは行き先に心当たりがある方、ご連絡ください(hito@officeh.net)。
女子美のご担当へおつなぎします。

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HNewsのバックナンバー掲載
http://blogs.yahoo.co.jp/hiromi_ito2002jp

ワーナー・オンデマンド THE EDGE(http://wod.jp/feature/Edge.html)
見る機会が少ない、ショートアニメーションをPCやモバイルでペイパービュー。
第1弾 11本、第2弾 3本 好評配信中。
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伊藤裕美

ゲストブロガー

伊藤裕美

“インディペンデント映画(アニメーション)を広める活動をしています。”


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