2012-06-03

[映画]『バッド・ティーチャー』(笑いとはもともと残酷なもの) このエントリーを含むはてなブックマーク 

ビッチ教師が婚活に向けて豊胸資金を稼ぐコメディー。なにこのあらすじ(笑) 

キャロン・ディアスでいま笑えるかなと不安だったけど大爆笑。身体を張ったお色気洗車(お金稼ぎ)をメインにした予告編の出来があまりよろしくなく、もっとシモネタをシモネタとして萎縮しないアメリカのコメディ全開の会話が本編では多く、普通に笑えます。相手が中学生だろうが足に障害抱えてる生徒だろうが、キモい詩を読んで女に告白する空気読めない子には「キモイ」と注意するシーンは肝。酷くて多少露悪的でも、本当のことばかりが並ぶ。3.11以降、アメリカのコメディばっか見てる。突き抜けてていい。

『ブライズメイズ〜史上最悪のウェディングプラン』も一ヶ月くらい前に観て大笑いしたんだけど、アラフォー女性の主人公は笑いと相性がいいようで。哀しみも色気も背中に貼り付いているのが判るからいい。崖っぷち感をまだまだやれる感が混在してるのも。キャメロン・ディアスは、この映画でしれっとアラサーってなってるんだけど(笑) でも明るいから歳なんて全然気にならないし、こんな悪魔なキャラクタも嫌われる前に中和される。取って付けたようなラストシーンもまあいいじゃん。それまで散々笑えたんだもん。

日本のコメディのダメな所は共感や人情を無理やり挿入するところ。どっかのレビューとかでこの映画に低い点数つけてるひとたちは、そういう日本のコメディの枠に当てはめようとしてるひとたち。笑いってのはもともと残酷なもので。残酷なことをはっきり言っても許容できるかたちで示すから優しい。

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日本版の予告編がこちら


あっちの予告編がこちら


ほとんど一緒なので、まあどうしょうもないんだけど。もったいないよね。
俺ならオープニングの振られるシーン絶対入れるけどなあ。

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ハセガワアユム(MU)

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ハセガワアユム(MU)

“MUというユニットで劇作・演出をやってます。ゲストブロガーとして、稚拙ながら映画や音楽、雑感のつぶやきを投稿して行く感じになります。演劇用語もちらほら出るかもしれませんが、遠慮なく訊いて下さい。演劇界外の方ともコミットしたい気持ちですので、どうぞよろしく。 ”