昨年公開された映画 『世界はときどき美しい』 を監督した
御法川修 (みのりかわ・おさむ) です。
4月27日(日)に UPLINK Factory で行われる
ワークショップのゲスト・ナビゲーターとして
お声をかけていただきました。
80年代半ば、東京にミニシアターが続々とオープンしていたころ、
ぼくは十代後半のやみくもに多感な時期。
全国一斉公開の娯楽大作とは一風変わった、ちょっと難解だけど、
それでいて魅力的な世界各国の映画と出会う中で、
デレク・ジャーマン監督作品に刻印された UPLINK のバッテン印ロゴは、
しっかりと記憶したものです。
あれから20年近い月日が経ち、
ぼくはなんとか映画を監督することができました。
自分の携わった映画が世の中に発表されたことで、
ぼくの出会いは大きく広がりましたが、
自分の映画体験を育んでくれた人や場所と
「映画」 を介して巡りあえたときは感慨深いものです。
あなたはぼくのことを知らないけれど、
ぼくはずっとあなたの仕事を拝見してきました。
そして影響を受けてきました。
――― そう心の中でつぶやく出会いに恵まれたとき。
人は尊敬できるものからしか影響を受けることはありません。
その意味で、今回ささやかながら UPLINK の試みに
自分が加担できることを光栄に感じています。
ワタクシこの四月で36歳になりました。
まだまだ人間としては小僧ですが、若ぶっていられないのは当然。
これまでぼくが経験した中の大切なところだけを、
今回のワークショップに集う方々へプレゼントできたら・・・
と、ちょっと気負っています。
興味をもたれた方は是非ご参加ください。
ワークショップの詳細は、
映画 『世界はときどき美しい』 の公式ブログにアップされています。
そちらも目を通していただけたら嬉しいです。
http://sekaihatokidoki.seesaa.net/