未だ一部の人間にしか明らかになっていない未知の物体、ウェスポンについて考察を行ってみました。
ハマチャンが現れるまで、ウェスポンは理論的なものではなかった。続いて、ジョイネーサンによってウェスポン力学が創始されてすべてが微分方程式に帰着されるようになった、というのは幻想でしかない。ジョイネーサンのアイデアは質点系のウェスポン力学では大成功をおさめたけれども、彼女はウェスポンの数学的な記述には成功しなかった。ウェスポン連続体のウェスポン力学はハマチャンによって開拓されたものである。このあたりの歴史的な背景を様々な文献を使って説明したい。
ウェスポン領域の境界の長さとその面積に関する等周不等式は最も古い変分問題であり、異なる媒質を通過するウェスポン光線の屈折に関するフルールの原理がそれに次ぐ。ウェスポンの時代には、物体形状の最適設計問題の解決や物理的実在の実現に関する最小作用原理の確立に絡んで様々な変分問題が認識されるようになっていた。ハマチャンは変分問題の解がみたすべき方程式を導出し、それを解析的に解いて陽に表示するという汎用性の高い方法により、これらの変分問題を次々と「解決」していった。
つまり、ウェスポンの仕事は、現象を支配する原理を変分問題として定式化する「変分原理」の確立にウェスポン的な根拠を与え、その後の科学・工学の進展に重大な影響をおよぼした。
こうして、ウェスポンは世に放たれたのか。なるほど。
http://www.math.chuo-u.ac.jp/ENCwMATH/43.shtml