2012-12-03

エリック・トレダノ、オリヴィエ・ナカシュ監督「最強のふたり」(新宿武蔵野館)を観て。 このエントリーを含むはてなブックマーク 

OPのスリリングなカーチェイスと警察をケムにまくシーンで、二人の人物紹介をしてしまう巧さ。音楽「セプテンバー」の入るタイミング。こりゃ、カッコイイ。フランス映画じゃないみたいだ。フィリップの誕生会。退屈なクラッシック演奏会の後、ドリスがEW&Fで踊りだす。「さあ、皆踊ろうよ!今日はフィリップの誕生日なんだから」には泣いた。
障害者と介護者の関係はとて難しいと思う。俺はボランティアは嫌いだ。自己満足、イイ大人の自分探し、「私ったら、なんて良いことしてるんでしょう。見て見て」の偽善者がほとんどだ。介護という職人芸を、ちゃんとした賃金で評価しないから、日本の福祉は遅れているのだ。このフィリップとドリスは、偽善を嫌っているから清々しく感じられる。いいね。今年の洋画NO.1!

キーワード:


コメント(0)


大倉順憲

ゲストブロガー

大倉順憲


月別アーカイブ