2013-02-21

御法川修監督「すーちゃん まいちゃん さわ子さん」(試写)を観て。 このエントリーを含むはてなブックマーク 

 本編が始まる前に、監督のトークショー。たっぷり30分。MCの女性が居たのだが、99%監督の独演会。映画の説明から講釈になり・・・いや、自己開発セミナー勧誘の為の講演会のようだった。MCとの簡単な質疑応答でよかったのに。もうおなかイッパイ。ようやく始まった本編は1時間45分程なのだが、もう疲れてしまって、とても長く感じられ、試写会のスポンサーである結婚相談所のPVのような内容に感じられた。試写会の構成も、ちゃんと考えなきゃいけませんなあ。
 “最後のアングラ女優”銀粉蝶さん、脇でサラリと好演。もう還暦ぐらいになるのかあ。「竜二」での妖艶なヤクザの情婦役が強烈な印象に残ってるだけに・・・と考えたら、あれはもう30年前の作品だ。俺20歳の時。そりゃ老けるわな。
ラスト近くで、柴崎コウが独りで遊覧ヘリコプターに乗るシーン。あそこは号泣してくんなきゃ!思い出の東京タワーを見たとこが発火点になってさ。ちょっと違うんだなあ。
「僕の将来に対する唯ぼんやりした不安」だよ。人生なんて。

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大倉順憲

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