2013-05-02

『L.A.ギャング ストーリー』クロスレビュー:豪華なキャスティングによる「暴力のボードゲーム」 このエントリーを含むはてなブックマーク 

「ゾンビランド」のルーベン・フライシャー監督による新作は、
キャスティングがとても豪華。

ジョシュ・ブローリン、
ライアン・ゴズリング
ニック・ノルティ、エマ・ストーン、
そしてショーン・ペン。

ワーナー作品らしく、
ダークナイト調の重くて濃厚なテーマが響く。

1949年。
大戦後、ゴッサムシティのように退廃したロサンゼルス。
実在したギャング「ミッキー・コーエン」は、陣取り合戦に必死だ。

暴力、誘拐、買春、違法ギャンブル。
ミッキーは司法や警察を掌握し、殺し屋で身を固めてゆく。

数少ない、ミッキーを敵とする市警本部長より依頼を受けた、
正義漢の男「ジョン・オマラ巡査部長」は、身重の妻と協力し
「警察最強部隊」を結成、闘いの準備は整った。

チームが出来上がってゆく昂揚感は勿論、
エマ・ストーンの綺麗な背中や下乳が拝めて個人的にとても嬉しい。

ギャングと警察という相反するモノと思いきや、
大戦後の力のベクトルが制御出来ず「何かを行わなければ行けない」
やり場のない自己使命感、という意味では同等に見える。

実在したの人物枠にキャストを当てはめ、
大きな箱庭を舞台に「暴力のボードゲーム」を展開してゆく。

最後に、やたらとステーキやハンバーグといった肉料理が出てくるので注意。
思わず飛び込んだアイリッシュパブで筆を取り、ここに記します。

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shinya sato

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