2013-05-29

『タリウム少女の毒殺日記』クロスレビュー:いつのまにか引き込まれていました このエントリーを含むはてなブックマーク 

web DICEさんに、公開前に試写で見せて頂きました。
鑑賞後に、何と、土屋豊監督さんの舞台挨拶もありました。
あらゆる映画に出演している大好きな女優さんの一人、渡辺真起子さんが出演している以外は、
恥かしながらこの作品の題材になっている、2005年に起きた『タリウム母親毒殺未遂事件』も知らず(私自身、海外に住んでいた時期です)、何の予備知識もなく鑑賞しました。
・・・それが良かったです(笑)!

いきなり冒頭から目を覆いたくなる苦手なシーン、いや、目の上に手をかぶせ、指の隙間から恐る恐る見ていました。
(うわ~、帰りたいよ~)と思いましたが、彼氏に連れられて来たそこの女子、友達に誘われて来ちゃったそこの男子、帰らないで大丈夫です。

ブログに動画で自己表現をする女子高生、ネット社会の今を現していました。
ネットのない時代なら、この事件が世に出る事もなかったかもしれません。

母親にタリウムを飲ませるのはいけないことだけど、興味を持った事や好きな事に猪突猛進に突き進む事は誰にもあるし、好きな事に果てしなく貪欲に突き進む姿は、分かる気がしました。

少女は、母親も金魚もハムスターも手にする生物も、愛しているから、愛おしいから、もっと知りたいから、少女のそばで見守り及んだ行為じゃないのかなぁと私は思いました。

主演の少女役の倉持由香さん、知りませんでしたがインターネット世代に絶大な支持を得てる、お尻で有名な方なんですね。
目力の強い、印象的な瞳をしていたので、同姓から見るとお尻より瞳がチャームポイント!
その強い瞳を生かして今後演じていったら、同姓の支持を得そうな女優さんになりそう。知らなかったので、既に女性の指示も得ている方でしたら、ごめんなさい。

冒頭は、最後まで見れるか心配だったけれど、いつのまにか引き込まれ夢中になって見てました。
見終わった後に、実際に2005年に起きたタリウム母親毒殺未遂事件の事を、もっと知りたくなっていました。そんな夢中になれる作品で面白かったですよ。

そして今、この実際の事件の女性は、どこで何をしているのかしら?
気になります、どなたか教えてください。

そして、この実際の事件の女性は、この映画を見るのかな・・・?

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“映画と動物が大好物”