2013-07-28

加藤喜一with佐藤公彦「ふたりのビッグ・ショー」(西落合ダイニング・シスイ)を観て。 このエントリーを含むはてなブックマーク 

 30年程前、ぺーぺー劇団員だった頃。暑い夏の盛りに、同期生のIと大道具の運搬をやってた時だった。確かカーラジオから、カッチョイイ、フレーズが覚えやすいロックが流れた。「これ、俺の同級生がやってるバンドなんだよね。こんどキリンレモンのCMソングになるらしいよ」とIが言うので、僕は耳をダンボにして、さらに聴いた。21才になったばかりの頃である。上京して、まだ1年足らずの頃である。あまりにも身分不相応な夢と希望にあふれかえっていた。「同期生の同級生がデビューするなら、もしかして俺も…!」と全く説明不可能な思考回路を寸分も疑おうとしなかった。おまけにそのバンドのディレクターが、ボーカルさんだというのだ。その頃、俺達の劇団の音楽監督は、ボーカルさんだったのだ。クーラーの効かないトラックの中で汗みずくになりながら聴いた歌が「バージン・ブルー」。喜一が唄い、公彦がサックスを吹いたバンド、SALLYだ。音楽は一瞬にして30年のタイムスリップをさせてくれる。ありがとう喜一!公彦!いろいろあるだろうけど。なんとかなるさ。ロック!

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大倉順憲

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