2013-12-01

『消えたシモン・ヴェルネール』クロスレビュー:全てを疑って見ると面白さが増す このエントリーを含むはてなブックマーク 

『消えたシモン・ヴェルネール』を試写会で鑑賞しました。

【ストーリー】
 パリ郊外の住宅街にあるジェレミー(ジュール・ペリシエ)の自宅には、彼の誕生パーティーに若者たちが詰め掛けていた。そんな中、クララ(オードリー・バスティアン)が森で死体を発見する。その2週間前には同級生のシモンが行方不明になっていた。さらにその数日後には同じクラスのレティシアも消息がわからなくなったこともあり、学内は騒然としていた。

この映画は面白かった。

以下はネタばれを含んでいますので、まっさらで観たい方は読まないでください。

映画としては、『桐島、部活やめるってよ』と似たように色んな人の視点から
物語が描かれている。
最初は誰が誰だかさっぱり分からないんだけど、その人物の視点で見せていくので
見ていく中で解消されていく。

まずは、始まりで最初のひきこみ方がうまいなと感じた。
軽快な音楽に合わせるかのように、軽快な足取りで歩くシーンから始まる。
そこで一気に興味を持っていかれる。

そして、最初はジェレミーの視点からはじまる訳だけど、
そこから謎がワッと入ってくる。
見ている方は何もかもを疑うようになってしまう。

もちろん、謎は勿論徐々に解消されるわけだけど、
シモン・ベルネールが居なくなったことは明かされない。

シモンは誰だか...というのもポイントであるが、
序盤はチラっと出る程度なんで
桐島~と同じで出ないのか、なんて思ったりしたけど、
シッカリ出てきます。(笑)

最後には何故、居なくなったのかも明かされます。

宣伝ではミステリーと書いてあったりするけど、
その辺は微妙だったりもします。
ミステリーという言葉がインプットされているから
全てを疑って見ると、面白さが増すのは間違いないけど
終わった時に疲れるかもしれませんね。

気になった方は劇場でご覧下さい。

キーワード:


コメント(0)


yutarou

ゲストブロガー

yutarou


月別アーカイブ