2014-09-22

右手愛美プロデュースvol.3 音楽劇 「ちょべりばペット」(下北沢亭)を観て。 このエントリーを含むはてなブックマーク 

久しぶりに開演が15分押しの芝居に遭遇した。制作らしき女性から「まだ来られるお客様がおられますので…」とアナウンスがあったが、そんなことはこっちは知らない。まあ、あせることも無いけど。やはり緊張感に欠ける。出来ることならオンタイムで始めて欲しい。

何故今「ちょべりば」なのだろうか。キーワードとして出てくる「ゲーム」は、現実と非現実との世界との結界を表しているのかも知れないが。終着点が「私とゲームしない?」では、カタルシスが見えなかった。

カーテンコールは困ったものだった。客に一緒に踊れというのだ。しかも振付までされて。俺は観客参加形式はうんざりだ。でも後で思い返してみると、70年代の演劇シーンでは、よくあったことか。「ヘアー」なんかステージに観客を上げてたらしいし。「同窓会コンサート」なる70年代ポップスシンガー大特集のライブでも踊らせている。西城秀樹の「YMCA」だけど。
このぐらいの事で目くじら立てる俺も如何なものなのか。しかし、嫌われる小言幸兵衛であえて記しておこう。物語の決着は、物語でつけてくれ。そして、カーテンコールで内々の雑談は不要だ。それは打上げの席でやってくれ。ダンスと歌のレベルは高いのに、興醒めしてしまう。
・・・俺って古いのかなあ。

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大倉順憲

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