東京電力福島第一原発で被災した福島県双葉郡内で4月に開校する県立ふたば未来学園高校の入学試験に152人の出願があった。県教育委員会が23日、出願を締め切り、発表した。県教委は全員を受け入れる方針で、120人の募集定員を同日付で152人に増やした。
双葉郡は1万人の子どもたちが避難する。復興の担い手を育てるため、同郡の8町村が県に対し、郡出身で県内外に避難する希望者全員の入学を求めていた。郡出身ではない出願者も30人いたが、県は入学を希望してきた段階で復興の担い手となる意思があると判断し、受け入れを決めた。