骰子の眼

cinema

東京都 渋谷区

2009-02-09 15:50


不条理の中にも理があり、正義がある。KERAワールド炸裂!『罪とか罰とか』クロスレビュー

脈絡がないと思われた登場人物たちが一気に繋がり始めるところから“やられたな”とは思ったが、エンドロールが流れた瞬間は“やられたな”を超えて鳥肌が立った。
不条理の中にも理があり、正義がある。KERAワールド炸裂!『罪とか罰とか』クロスレビュー
(c)「罪とか罰とか」製作委員会

いまいちイケテないグラビアアイドル、円城寺アヤメ(成海璃子)が、ひょんなことから“一日警察署長”になり、コンビニ強盗事件の解決に乗り出す! 舞台演出家として数々の賞を受賞しているケラリーノ・サンドロヴィッチ監督3作目となるオリジナル脚本。え!?まさか!という笑撃の連続だ。アヤメの元カレ、刑事にして連続殺人鬼というユニ-クなキャラクタ-に新鋭・永山絢斗。段田安則、犬山イヌコ、串田和美、山崎一、奥菜恵、大倉孝二、安藤サクラ、市川由衣、六角精児、麻生久美子、佐藤江梨子ら豪華キャストが想定外のはじけた役どころで熱演するのも見逃せない。

成海璃子
(c)「罪とか罰とか」製作委員会

(以下、完成披露試写会での成海璃子さんとケラリーノ・サンドロヴィッチ監督の挨拶)

成海:今回はアヤメという役で今までの現場とは違い、楽しみながら演じることができました。

監督:神童を観るまで成海を知りませんでした。子供の表情と大人の表情ができる人を探していて、実際成海に会ってみて、感心することが本当に多かったです。成海は撮影中も人を観察していて、スタッフが間違ったことをすると、それがウケたのかいつまでも笑ってる感じの子でした。

成海:脚本を読んだときは全く想像できなかったから、現場に入って演技をするのがとても楽しみでした。撮影中はコメディと思わずに演じていました。

監督:今までのモデルケースに当てはまらないくらい変わっている映画です。始めはまじめだけど、どんどん変わっていく、そんな面白さを感じてほしい。それに、今までに見たことのない成海が見れます。4年に1度くらいのペースで今後もやっていきたい。16回くらい撮ると成海が76歳になるころだけど、そのころには俺はもう死んでるかもね。


完成披露試写
成海璃子(左)とケラリーノ・サンドロヴィッチ監督

成海:今回の体当たりの演技はとても面白かったです。難しい演技のところもあったけど、そんな時には負けたくない!と思って頑張りました。署長やセーラー服など着ましたが、コスプレの趣味はありません!今後も役があれば着るが、プライベートではやりません!

監督:とても自由奔放にやった映画が完成してとても満足してます。今までにない作品だし、今までにない成海が見れる。びっくりする人もいるだろうけど、やわなアイドル映画ではないです。ぜひ楽しんでほしいです。

成海:本当に楽しんで演じることができた映画でした。ちょっと浮いてる人がたくさん出てくるけど、とても面白いので1つ1つのシーンを楽しんでください。



『罪とか罰とか』
2009年2月28日(土)よりシネマライズ、テアトル新宿他にて全国公開

脚本・監督:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演:成海璃子、永山絢斗、段田安則、犬山イヌコ、山崎一、奥菜恵、大倉孝二、安藤サクラ、市川由衣、徳井優、佐藤江梨子、六角精児、みのすけ、緋田康人、入江雅人、田中要次、高橋ひとみ、大鷹明良、麻生久美子、石田卓也、★、串田和美
2008年/日本/110分
配給:東京テアトル

公式サイト


レビュー(5)


  • しもちゃんさんのレビュー   2008-12-26 21:43

    爆笑の渦に巻き込まれてしまう……「罪とか罰とか」

    鬼才ケラリーノ・サンドロヴィッチ監督が送る、爆笑ブラック・コメディ。 まさに笑いの連打にノックアウト寸前になってしまうこの映画を観てきた。 Story(プレスシートより) アヤメ(成海璃子)はいまいちイケてないグラビア・アイドル。同じ日にス...  続きを読む

  • NAOさんのレビュー   2008-12-31 11:56

    カフカ的不条理のコメディとしての表現--『罪とか罰とか』

    これまで正統派女優としてキャリアを築いてきた、注目の16歳・成海璃子がコメディに初挑戦。そのメガホンを取るのは、演劇界で有名なケラリーノ・サンドロヴィッチである。はたして、「23歳の売れないグラビアアイドル」という役はどうなんだろう、鼻血を垂らさせて...  続きを読む

  • ぴょんさんのレビュー   2009-01-05 21:10

    罪とか罰とか

    私がこの作品を観たいと思った理由の1つがコメディアンヌとしての成海璃子を見たかったこと。そして、もう1つが予告編を観た時の何とも言えぬ空気感に惹かれたことである。 前半は笑いの要素を散りばめ、何の脈絡もなく、いや、何の脈絡もないかのように話が進...  続きを読む

  • comecomeさんのレビュー   2009-01-08 23:54

    笑った!笑った!笑い満載!映画『罪とか罰とか』・・・コメディ初主演成海璃子

    大爆笑!!とにかく笑い満載の映画です。 出演者それぞれがとにかく個性的でそれぞれ笑いを誘う演出が多いなぁ~と感じた作品です。 やっぱり、これが脚本、監督のケラリーノ・サンドロヴィッチの世界なんだなぁ~と感じます。 とにかく、え?は?大爆笑!...  続きを読む

  • 野村典子さんのレビュー   2009-01-13 18:19

    まさかここまでとは…【罪とか罰とか】

    ケラリーノ・サンドロヴィッチ監督本人が10月にエレキバター名義でクアトロで行ったライヴのMC中に放った「誰も共感できず、何の意味もない映画なので是非みてください」という言葉が気にかかり試写で拝見させて頂いたのだが、ほんとうにまさかここまでとは…という...  続きを読む

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