骰子の眼

cinema

東京都 中央区

2009-01-28 16:30


『恋愛小説家』のオスカー女優、ヘレン・ハントの初監督作品『いとしい人』レビュアー募集

現代女性ならではの問題に直面する39歳の女性の姿を、痛みやほろ苦さもひっくるめユーモアで包み込んで描き出したラブストーリー
『恋愛小説家』のオスカー女優、ヘレン・ハントの初監督作品『いとしい人』レビュアー募集

本作の製作、脚本、主演、そして監督を務めるのは、ジャック・ニコルソン共演の『恋愛小説家』でアカデミー主演女優賞を獲得した女優、ヘレン・ハント。ジェームズ・L・ブルックスやウディ・アレンなど錚々たる監督と仕事をしてきた経験を生かし、新人離れした手腕で、ウェルメイドな佳作を生み出した。
テンポの良い展開、ウィットに富んだセリフ、そして何よりも作品への愛情がたっぷり詰まった本作を全米の各メディアは絶賛。当初9館で公開されたインディペンデント作ながらも、公開3週目には150館に大幅拡大公開されるなど反響を呼んだ。また、本作はパームスプリングス国際映画祭で観客賞を受賞したほか、AFIダラス国際映画祭ではスターアワードを受賞している。

「いとしい人」場面

「困難な状況を描いた笑える映画に惹かれる」と語るヘレンは、10年の構想を経て、本作を映画化。主演女優としても、等身大のヒロインを、スマートな笑いと知性を交えてリアルに演じきっている。それは、彼女のキャリア最高の演技と言っても過言ではないだろう。

さらに、豪華な共演陣も本作の見どころのひとつ。エイプリルと心を通わせていく二児の父役に、『ブリジット・ジョーンズの日記』シリーズや『ラブ・アクチュアリー』等のラブコメディで日本でも人気を獲得したコリン・ファース。そして、大人になりきれない夫ベン役に『プロデューサーズ』のマシュー・ブロデリック。さらに、実母をエネルギッシュに演じるのは、『ローズ』『フォー・ザ・ボーイズ』ではアカデミー賞にノミネートされたベット・ミドラー。ヘレンとプライベートでも親交のある名優たちが、華やかに作品を盛り立てている。


「いとしい人」場面01

『いとしい人』は、“しあわせ”を求める平凡な女性、エイプリルをヒロインに描く、笑いあり涙ありのハートウォーミングなラブストーリー。 “婚活”や“アラフォー”という言葉が流行語となったように、仕事、恋愛、結婚、妊娠、出産…など、選択肢の多い現代の女性にとって、“どう生きるか”はとっても重要なテーマ。思いもよらなかった展開に戸惑い、悩みながらも、自分の進む道を決めていくエイプリルの姿に、自らを重ね合わせ、励まされる女性は多いはず。人生の喜びはもちろん、痛みやほろ苦さもひっくるめ、ユーモアで包み込んで描き出す本作は、一歩前に踏み出す力を観る者に与えてくれる。


『いとしい人』の公開に先立ち、試写会で本作を観てレビューを書いて頂ける方を抽選で4名様をご招待します。応募方法は下記からどうぞ。

(※配給会社のご協力の元にこのクロスレビューの企画は成り立っていますので、当選された場合は必ず上映会に参加でき、レビューを書いてくださる方の応募をお待ちしています。また、レビューは600字以上書いていただくことが条件となります)


『いとしい人』
2009年4月、恵比寿ガーデンシネマ、角川シネマ新宿ほか全国順次ロードショー

監督・製作・脚本・主演:ヘレン・ハント(『恋愛小説家』アカデミー賞主演女優賞)
出演:コリン・ファース、ベット・ミドラー、マシュー・ブロデリック
2007年/アメリカ/100分
配給:アルバトロス・フィルム


『いとしい人』試写会 4名様ご招待
日時:2009年2月10日(火) 18:00開映
場所:松竹試写室(東京都中央区築地)

【応募方法】

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■応募締切り:2009年2月3日(火)

※当選者の方のみ、ご応募いただいたアカウントにメッセージにてご連絡いたします。

レビュー(0)


コメント(1)


  • yuki   2009-03-07 10:22

    設定はけっこう奇想天外、ハプニング満載なのに、地に足のついた印象が残る映画でした。キャストも皆がリアルな生活感を出すのが上手で、主人公のエイプリルを初めとする登場人物たちのタイミング悪く、時として愚かとしか言いようのない行動にはやきもきしたけど、そもそも人間なんて生きてる限り何らかの過ちを犯しているようなものだし、その行動が過ちだったかどうかだって長い目で見たら過ちかどうかもわからない。
     でも自分の過ちも自分の一部だと認めて前に進む勇気とその過ちを許してくれるよう相手に乞える勇気が幸せな人生への条件なのかもしれない。少なくともエイプリルはその勇気を持っていた。
     現実は時として、「神様なんていない」と思わせるようなことも私たちにもたらすけど、そんな現実だって捨てたものではなくて、何度も自分は不幸だと思っても、いろいろな過ちを犯してしまう自分に愛想を尽かしても、自分の物事の受け止め方や行動が、周りの人に受け止めてもらえることがある、人は幸せになれると思わせてくれる映画でした。