現在、日比谷パティオでオランダ人アーティスト、テオ・ヤンセン氏のアジア初の作品展示が開催されている。 特設会場にはオランダ、イップンブルグのラボより、プラスティックチューブの遺伝子を持ち、風を食い生きる不思議なストランドビースト(オランダ語で“砂浜生物”の意)“ビーチアニマル”が展示されている。アジア初展示となる本展では、メイン展示となる作品2体のほか、大型作品計11体の展示されており、テオ氏のラボを再現した作品のパーツや直筆スケッチなどのコーナーも併設。空想と技術の織り成す進化の過程を丁寧に追うことができる。
展示会場には実際に触れて動かすことが出来るアニマルも用意されている他、土日祝には、10mを越す大型のアニマル“Animaris Modularius”のデモンストレーションも行われている。映像で見るだけでは絶対に味わえない、チューブのギシギシという音と、意外なほど滑らかなその「生物」の動きを是非体感してほしい。
テオ・ヤンセン展
会場:日比谷パティオ特設会場
期間:現在開催中~2009年4月12日(日)まで
時間:10時~21時
料金:1,500円
※土日祝デモンストレーションあり
テオ・ヤンセン展公式サイト
テオ・ヤンセン(THEO JANSEN)プロフィール
テオ・ヤンセンは1948年、オランダのスヘーヴェニンゲンに生まれる。デルフト大学で物理学を学び、1975年に画家となる。1990年からアニマル(ビーチアニマル)を作り始める。2006年には、彼の作品を使用したBMWのCMが南アフリカで放映された。
テオ・ヤンセン公式サイト
テオ・ヤンセン展フォトレポート
今回、土日祝にデモンストレーションが行われている10mを越す大型のアニマル“Animaris Modularius”(クリックで動画が再生されます)
実際に手で押して動かす体験ができる。思いのほか軽い。
チューブを曲げて接続し作られている
“ビーチ・アニマル”はこのコンピューターの人工生命として誕生した
テオ氏のラボを模したコーナーではアニマル達の進化を見ることができる
今回の展示では待望のテオ・ヤンセンのDVD(特別価格2,000円)と公式カタログ(1,600円)も販売されています。どちらもファンにはたまらないのではないでしょうか。
YOUTUBEで見ることのできるアニマル達