骰子の眼

music

東京都 渋谷区

2009-12-07 19:40


□□□ワンマンライヴ誌上再現!「リアルタイムを共有するということがどれだけ素晴らしいことか教えてもらった」 #kuchiroro
撮影:Alohazukiさん

2009年12月5日、代官山UNITにて□□□のワンマンライヴ『everyday is a symphonyお披露目会』が開催された。webDICEではクロスレビュー企画として参加者を募り、当日の会場からTwitterにて実況中継を実施。その模様をあらためてご紹介する。
この日はあいにくの雨にもかかわらず、会場には当日券もソールドアウトとなるほど多数のオーディエンスが詰めかけた。現場の様子は特設サイトのUstreamにて生中継されており、web上の参加者からつぶやきがTwitterから続々と寄せられていた。ステージ後方のスクリーンにもTwitterの画面が映され、リアルタイムでその反応を確認しながらというパフォーマンスは、これまでにないアーティストとリスナーとの共有を感じさせるものだった。ドラムにオータコージ氏を迎えた編成に加え、快快や中村有志氏もゲストで登場し、最新アルバム『everyday is a symphony』からの楽曲を中心に全17曲を披露。伊藤ガビン氏の演出により、日常の音をサンプリングして構築していった楽曲からまた新たな世界を作りあげていた。2ステージの構成が常に何かが起こっているようなスリルを有むなか、いとうせいこう氏が本誌インタビューで語った「Twitterのバラバラのものに小説を見る」という言葉の通り、一本のストーリーを体験しているような感覚を味わうことができる内容だった。


▼当日のレビュアーのタイムラインを時系列に表示しています

レビュアーの撮影した写真はURLをクリックしてご覧ください


▼当日を終えてレビュアーのコメント

aobashinoさん

演出がいいあんばいすぎ。ラフな印象を与えつつ展開がジャストタイミング。その演出についていくオータコージさん、すごい。幸せなライヴでした。来て良かった!聞けて良かった!日常と非日常が入り乱れた不思議な感情!ライヴ現場、すばらしかった。と同時にustreamみながらtwitterもきっと楽しかったに違いない。


shar0nさん

同じ場所にいてもいなくても「リアルタイムを共有する」ということがどれだけ素晴らしいことなのか、今日の口ロロライブは、それを改めて教えて貰ったように感じました。「みんなみんな重なりあって、不思議な音楽が今夜もこの星を包む」、まさにそんな夜、あたたかい夜、忘れられない夜でした。


sumimamenさん

悪天候で冷え切った心身も中村有志の叫びで氷解。次々繰り出される演出に心跳るもフォローしきれず、WEB中継もあったのでどちらで見るのが良かったのかなと思いましたが、これからのライブってのはWEBと現場とどちらが多くのものを享受出来るかではなく、その場で己が何がしたいのかという鑑賞ではなく祭りの方向に行くのだなと。観せるだけではなく柔らかく共犯関係を迫るいとうせいこうのMCが素晴らしかった。人にとあるサービスを勧めるときはちょっとエッチめなことをいうといいというメソッドは目から鱗。


Alohazukiさん

会場の外と内、物理的な人という存在とその精神的内面、そのどれもが有機的に繋がり合い交信し、今という時間に結晶する奇跡的瞬間の連続。まさにそのことを実感するライヴだった。ヒップホップの初期衝動、脳まで鳥肌が立つ感覚!シビれた!みんなで音に揺られて踊って盛り上がる不思議な一体感と細胞膜のような隔絶感を同時に味わいながら。帰り道、今まで経験したことない種類の感動に戸惑う自分を喜びながら、冷たく濡れた道を歩いて帰るのも気持ち良かったし。帰宅したら打ち上げの生中継まで始まって、さらに不思議な感覚の夜が更けていった。この歴史的瞬間に立ち会えたことをとても嬉しく思った。口ロロメンバー、スタッフの皆さん、wecdiceさん、そして参加した皆さん、どうもありがとう!


funarumiさん

この試みは、単なる音楽業界だけでの出来事ではない。「ナマ」を伝えることに関わるもの、すべての人々に影響を与えるのでは、という試みであった。一夜のライブのために、莫大なアイデアと人的ネットワーク、そしてさまざまな技術を大量に投下。それにより音だけにとどまらず、会場内やPC上での時間共有の新たなカタチが示された。今後、いろいろな意味でライブの重要性は、増加するだろう。□□□の試みは、時代の方向性を明示してくれた。12/5(土)、時代は明らかに動いた。



『everyday is a symphony』
発売中

RZCM-46305
3,000円(税込)
commmons

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