骰子の眼

cinema

東京都 渋谷区

2010-06-13 10:00


坂本龍一が自由奔放に作れたと自負するサントラ復刻記念、『愛の悪魔』上映会開催

画家フランシス・ベイコンを描いた名作、6/16(水)に渋谷アップリンク・ファクトリーにて追加上映決定
坂本龍一が自由奔放に作れたと自負するサントラ復刻記念、『愛の悪魔』上映会開催

20世紀最高峰の画家フランシス・ベイコンのスキャンダラスな生涯を描いた映画『愛の悪魔/フランシス・ベイコンの歪んだ肖像』の追加上映が渋谷アップリンク・ファクトリーで決定した。これはcommmonsより復刻された坂本龍一によるサウンドトラック『LOVE IS THE DEVIL』リリースを記念して行われるもの。当初6月17日(木)1日限りの上映の予定だったが、好評のため6月16日(水)に追加上映されることになった。

『LOVE IS THE DEVIL』は、坂本氏がサウンドトラックをてがけた映画としては『スネーク・アイズ』(1998年)の後にあたり、ソロ作としては自身初の全曲書き下ろしで構成されたピアノアルバム『BTTB』(1998年)に続くアルバムとして1999年4月にリリース。一般的なサウンドトラックの制約にとらわれることなく自由奔放に制作ができたと自負する今作は、これまでも数多くの映画音楽を担当してきた彼のなかでも、おおきな意味を持つ作品だったようだ。メランコリックなピアノ、そしてエレクトロニカ的音響が交錯するサウンドは、その後の『キャズム』(2004年)などの作品にある、エレクトロニックなテクスチャーとクラシカルな要素を内包したプロダクションへ繋がるポイントとして、あらためて評価されるべきであることは言うまでもない。今回の再発にあたり、サウンド・アーティスト、テイラー・デュプリーによるリミックス「Bathroom -textures from the home remix by Taylor Deupree」が収められているのも聴きどころだ。


『愛の悪魔/フランシス・ベイコンの歪んだ肖像』追加上映

2010年6月16日(水)
19:00開場/19:30開映(本編90分)
場所:渋谷アップリンク・ファクトリー
入場料:ワンコイン(当日500円)

予約方法
このイベントへの参加予約をご希望の方は、
(1)お名前
(2)人数 [一度のご予約で3名様まで]
(3)住所
(4)電話番号
以上の要項を明記の上、件名を「予約/6/16『愛の悪魔』」として、factory@uplink.co.jpまでメールでお申し込み下さい。
アップリンク・ファクトリー予約ページ
http://www.uplink.co.jp/factory/log/003604.php
6月17日(木)19:00開場/19:30開映の抽選会付き上映はご予約が定員に達したため、受付を締め切らせて頂きました。当日券は、キャンセル待ちが発生した場合の若干数と限らせて頂きます。受付開始時刻(18:00)に受付にお越しください。お越し頂いてもご入場頂けない場合や、お立ち見となる場合もございますことを、予めご了承くださいませ。

監督・脚本:ジョン・メイプリィ
音楽:坂本龍一
出演:デレク・ジャコビ、ダニエル・クレイグ、ティルダ・スウィントン
(イギリス/1998年/90分/カラー)


CD『LOVE IS THE DEVIL』
発売中

RZCM-46417
1,980円(税込)
commmons



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