骰子の眼

cinema

東京都 中央区

2011-09-21 18:10


[CINEMA]『サルトルとボーヴォワール 哲学と愛』レビュアー募集 実存主義とジェンダー論を世に広めたふたりの作家の半生

1920年代末期から1945年以降サン・ジェルマン・デ・プレを中心に戦後の新しい文化が生まれてきた時代も描かれる。
[CINEMA]『サルトルとボーヴォワール 哲学と愛』レビュアー募集 実存主義とジェンダー論を世に広めたふたりの作家の半生
『サルトルとボーヴォワール 哲学と愛』より

ジャン=ポール・サルトルは“実存主義”を世に広め1960年代には“知の巨人”として世界中の若者に大きな影響を与え、日本でも学生運動の思想的な後ろだてとなった作家であり哲学界のスーパースター。そしてシモーヌ・ド・ボーヴォワールは「第二の性」を著してジェンダー論の基礎を作り、女性の幸福のために社会通念や偏見と戦い、そして自由恋愛から同性愛まで現在につながる新しい愛の形を実践した作家であり哲学界のミューズだ。
1929年、互いにまだ学生だった二人は、ソルボンヌ大学で運命的な出会いを果たす。そして生涯を通じて公私ともに影響を与え合い、世界的に有名になった二人は“理想のカップル”と称され、1980年のサルトルの死まで今で言う“事実婚”のパートナーとして支え合った。その後、ボーヴォワールは1986年に亡くなり、今二人はパリのモンパルナス基地に並んで眠り、その墓石には二人の名前が刻まれている。

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『サルトルとボーヴォワール 哲学と愛』より

本作は1929年の二人の出会いから、サルトルによって“実存主義”が世の中に広められ、同時にボーヴォワールの「第二の性」が発表された1949年までを描いている。本作では20年代モンパルナスを中心に興った“狂騒の時代(レ・ザンネ・フォル)”の末期から、1945年以降サン・ジェルマン・デ・プレを中心に戦後の新しい文化が生まれてきた時代が描かれ、その華やかなファッションやインテリアなどにも注目だ。そしてその時代を共に生きたカミュ、ジュネ、モーリヤック、ニザン、ハイデッカー、マルロー、ジッドなどの著名人たちが登場。
ここ数年日本では哲学がブームになっている。得に3.11の震災以降は「生きるとは?」「幸せとは?」と自問している人たちが増えているが、本作はその問いに対するひとつの指針となるだろう。(以上、プレスより引用)

Les Amants du Flore
『サルトルとボーヴォワール 哲学と愛』より



映画『サルトルとボーヴォワール 哲学と愛』
11月下旬正月第一弾ロードショー ユーロスペース他全国順次公開

出演:アナ・ムグラリス、ロラン・ドイチェ
監督:イラン・デュラン=コーエン
脚本:シャンタル・ド・リュデール、エブリーヌ・ピジエ
撮影:クリストフ・グライヨ
編集:ユーグ・オルデュナ
音楽:グレゴワール・エツェル
美術:シャンタル・ギュリアーニ
配給:スターサンズ
2006年/フランス/105分
公式サイト




試写会に5名様をご招待

公開に先立ち、本作品の試写会を観て400~600字程度のレビューを書いて頂ける方、5名様をご招待します。応募方法は下記から。(※当選された場合に必ず試写会に参加でき、レビューを書いてくださる方の応募をお待ちしています)

『サルトルとボーヴォワール 哲学と愛』試写会5名様ご招待
日時:2011年10月3日(月)15:00開場/15:30開演

場所:京橋テアトル試写室(中央区京橋1-6-13 アサコ京橋ビルB1F)

【応募方法】

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■応募締切:2011年9月29日(木)23:00

※当選者の方のみ、ご応募いただいたアカウントに9月30日(金)中にメッセージにてご連絡いたします。



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