骰子の眼

cinema

東京都 渋谷区

2012-05-17 23:39


ライブを観るように映画を体感!『ドキュメンタリー・ライヴハウス』がスタート!

第一回は『庭にお願い』倉地久美夫vs『30世紀の男』スコット・ウォーカー!!!
ライブを観るように映画を体感!『ドキュメンタリー・ライヴハウス』がスタート!
[左]『庭にお願い』、[右]『スコット・ウォーカー 30世紀の男』 photo (c)Chris Walter

音楽ドキュメンタリー映画を勝手に対バン形式で上映する月例企画がUPLINKでスタート。第1回は、九州在住の特殊SWW倉地久美夫をフィーチュアした『庭にお願い』vs「ダンス天国」で世界を熱狂させたミュージシャンのその後を追う『スコット・ウォーカー 30世紀の男』を上映する。

本イベントの企画者の須川善行あらため才蔵(元『ユリイカ』編集長/『庭にお願い』のプロデューサー)によると「ライブを観るように映画を体感してほしい!2人の精神のグルーヴにイカれてほしい!」とのこと。異能の二人を対象とした音楽ドキュメンタリー映画を2本続けて観ることで、はじめて気がつくことのできる二人の共通点と差異。劇場に来てぜひ、確かめてほしい。あなたも思わず「ミュージシャンってやつは、どうしてこんなに魅力的なのだろうか!」と叫ばずにはいられないはず。

さらに上映後には、『庭にお願い』冨永昌敬監督によるトークも決定。

なお、次回の『ドキュメンタリー・ライヴハウス』Vol.2は、6月24日(日)18:30開場、19:00開演を予定しています。上映作品は、鉄腕アトムの足音を作った伝説のサウンドデザイナー大野松雄を追った『アトムの足音が聞こえる』(冨永昌敬監督)vs 大友良英を中心にさまざまな音楽家、評論家たちの肉体と思考が交錯する『KIKOE』(岩井主税監督)が激突する。こちらも見逃せない対決となりそう。




『庭にお願い』

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かつて体験したことのない歌声とメロディ、ことば、そして不可思議なギターの音色。これはいったい何だ?と考えている間に、誰もが夢と現実の間を行き来するような底知れぬ世界に惹き込まれてしまうだろう。 そんな倉地のパフォーマンスに魅せられた、菊地成孔や相対性理論のPVでも知られる映画監督・冨永昌敬がその音楽の秘密に迫るべく、なんと初のドキュメンタリーに挑戦!プロデューサーとインタヴューアを務める元『ユリイカ』編集長の須川善行と友に、貴重なライブ映像や資料映像を掘り起こし、東京から九州まで関係者や倉地本人のインタビューに奔走します。 そのルーツを探れば探るほどに、魅力と謎は膨らむばかり。あまりにも独特ながら、人の心を惹きつけてやまない倉地の音楽世界を凝縮した『庭にお願い』。観終わって劇場を出たときには、世界の見え方がすっかり変わっていることでしょう。

監督・撮影・編集:冨永昌敬
出演:倉地久美夫、菊地成孔、外山明、石橋英子、岸野雄一
配給・宣伝:SPOTTED PRODUCTIONS
2010年/日本/78分

『スコット・ウォーカー 30世紀の男』

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かつてウォーカー・ブラザーズとしてポップ・アイドルの座に君臨し、現在では伝説のカルトミュージシャンとして知られるスコット・ウォーカーの半生を追った初めてのドキュメンタリー映画。デビュー当時から現在に至るまでの軌跡を、関係者の証言を元に追う。スコットを敬愛し本作のエグゼクティブ・プロデューサーとなったデヴィッド・ボウイも出演している他、多数の有名ミュージシャンが出演。アルバム「ザ・ドリフト」の制作風景も収録し、今なお最前衛で活躍するスコットの知られざる素顔に迫る。第57回ベルリン国際映画祭パノラマ部門招待作品。

監督:スティーヴン・キジャク
出演:スコット・ウォーカー、デイヴィッド・ボウイ、ブライアン・イーノ、スティング、デーモン・アルバーン、ジャーヴィス・コッカー、レディオヘッド他
字幕監修:今野雄二
2007年/アメリカ・イギリス/95分




『ドキュメンタリー・ライヴハウス』
2012年5月20日(日)
渋谷アップリンク・ファクトリー

18:30開場/19:00開演
料金:予約/当日2,000円、UPLINK会員1,500円(ともに1ドリンク別)
ご予約は下記より
http://www.uplink.co.jp/factory/log/004440.php

▼『庭にお願い』予告編


▼『スコット・ウォーカー 30世紀の男』予告編



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