骰子の眼

stage

東京都 港区

2008-02-21 18:25


チェルフィッチュ 2年半ぶりの最新作『フリータイム』
  • “Five Days in March” May, 2007 (C)Thomas BREMOND

  • “Five days in March” May, 2007 (C)Rebecca Lee - Academie Anderlecht/ Kunsten Festival des Arts07

現代日本の若者を象徴するようなセリフを使った作風で注目を集めてきたチェルフィッチュが、2年半ぶりに最新作『フリータイム』をひっさげてスーパー・デラックスで公演を行う。

04年発表の『三月の5日間』(第49回岸田國士戯曲賞受賞)でブリュッセルのコンテンポラリーアートフェスティバル「KUNSTENFESTIVALDESARTS2007」に招聘され絶賛されたのをきっかけに、ヨーロッパ、アジア、北米から約50件のオファーを受け、今年は約20都市へのツアーも決まっている。本作では、KUNSTENFESTIVALDESARTS(ブリュッセル)、WIENER FESTWOCHEN(ウィーン)、FESTIVAL D’AUTOMNE(パリ)との国際共同制作を行っており、ますます世界的な注目をあびているチェルフィッチュ。今回の公演はきっと見逃せないものになるだろう。

公演期間中は、サンガツとd.v.dによるスペシャルイベントや佐々木敦、飴屋法水などの多彩なゲストを迎えてのポストパフォーマンストークも開催する。

■『フリータイム』によせて/岡田利規
「こんな窮屈な世界では、自由なんてもう手に入らないさ」みたく思うこともある。そういった中で生きてくしかないことを、絶望的な何かとして表現したい気持ちになることは、もちろんあります。でも「自由なんて誰の手中にだってすでにある」と思うことだってある。自分がこの世界を、けっして窮屈だと思ってないとき…。「フリータイム」は、後者の気分を扱う作品になるでしょう。
僕たちのカンパニー、チェルフィッチュが、新しい局面に突入したくて手がける新作です。新しい局面とはどのような光景だろう、という期待がある一方、そんなところにほんとに辿り着けるのかという不安があります。同時に、そんなところにほんとに辿り着いたらどうなってしまうのかという不安もあります。でも、とにかくフル・スロットルで進むことにします。そこで弛めてしまうのは、与えられている自由の行使をしないこと、それはもったいのないことだからです。

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チェルフィッチュ『フリータイム』
会期:3月5日(水)~18日(火)
会場:スーパー・デラックス(東京都港区西麻布3-1-25-B1F)
作・演出:岡田利規
出演:山懸太一 山崎ルキノ 下西啓正 足立智充 安藤真理 伊東沙保
舞台美術:トラフ建築設計事務所(鈴野浩一、禿真哉)
音楽:小泉篤宏(サンガツ)
宣伝美術:中條正義

<ポストパフォーマンストーク>
3月10日(月)19:30 東浩紀×岡田利規
3月12日(水)19:30 大谷能生×佐々木敦×岡田利規
3月13日(木)19:30 飴屋法水×岡田利規

★3月11日(火)スペシャルイベント 開場18:30/開演19:00
ライブ:d.v.d、サンガツ
3,000円(限定100名/「フリータイム」とのセット券あり/チケット販売はプリコグWEBのみ取扱http://precog-jp.net)
制作協力:HEADZ

料金:前売3,500円/当日4,000円/学生3,000円(入場時に学生証を提示)/セット券(フリータイム+スペシャルイベント3月11日)5,800円*プリコグWEBのみ取扱
チケット取扱:電子チケットぴあ(Pコード382-132)、e+(イープラス)、プリコグWEB

【お問合せ】Precog/プリコグ http://precog-jp.net/
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◆チェルフィッチュ
http://chelfitsch.net/

◆スーパー・デラックス
http://www.super-deluxe.com/

◆サンガツ
http://sangatsu.com/

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